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小児専門の言語聴覚士の存在を広めたい話

フリーライター・編集者の金指(かなさし)です。

突然ですが、人はいつどうやって話せるようになるのでしょうか。

私は子どもをもつまで、言語機能獲得の過程をあまり深く考えたことがありませんでした。
きっと生まれてちょっとしたら、周囲の人々の言葉を聞いて、自然に覚えて話すようになるんだろうな。
そして幼稚園に行くような年齢になったら、いっちょ前にスラスラと会話できるようになるのかな。なんて思っていました。

しかし、甘かった。

うちの子は1歳半になっても、あいまいな単語が出るような出ないような。これはちょっと遅いかもしれないと思い、かかりつけに相談しても「まだ様子見かな」。でも2歳前になって「さすがに遅いかもしれないから、区の療育施設に連絡を取ってみて」と言われました。

そこで行政とつながり、療育に関する一連のしくみや流れを理解して、現在は地域にある療育施設に週一回通っています(助成制度があってよかった。なかったら通いにくい金額……)。

ただその施設に通う前「うちの施設には言語聴覚士がいませんが、よろしいですか?」と言われました。
そこで初めて知ります。「言語聴覚士」という資格を持ったひとを。

ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関係していますが、病気や交通事故、発達上の問題などでこのような機能が損なわれることがあります。言語聴覚士はことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。

出典:日本言語聴覚士協会「言語聴覚士とは」

言語発達の専門である言語聴覚士(STともいう)さんがいる施設はあるのだろうか。そう思って調べたところ、地域にある他の施設にも言語聴覚士はいませんでした。

もしや言語聴覚士って、絶滅危惧種なのか……?
そう思って、自分で資格を取得する方法も調べましたが、専門課程に2年間通う必要があり、現時点では断念。

その後調べていく中で、多くの言語聴覚士は大学病院や介護施設、地方自治体などに就職し、小児よりも大人、特に高齢者のサポートに回っている方が多いことも知りました。
たしかにうちの区にも言語聴覚士さんはいて、1回だけ検査のときに対応してもらいました。でもそれっきり。うちの区では、今の息子の年齢ではこの対応しかできないそうです。そして言語聴覚士が非常に忙しい、サポートする子どもの数も多すぎる、とも言われました。
一方で、フリーランスの言語聴覚士さんが存在することもわかりました。SNSで言語発達に関するノウハウを発信している人は、速攻フォロー。今も参考にさせていただいています。

ここまで調べて感じたのは、以下です。

  • 言語聴覚士さんは存在するものの、小児専門で見てくれる方の総数は意外と少なそう。

  • 言語発達の支援が必要な子どもの総数もそんなに多くない。でも困っている人は、私含め確実にいる。

  • フリーの言語聴覚士さんもいるが、実際にサポートを受けるところまでたどり着くのが難しそう。

そして自分にできることを考えました。私はライターや編集者として働いているので、取材記事を作成して以下のことを伝えよう、と。

  • 小児(特に就学前の子ども)の言語発達に関する知識や親ができることを知って、伝えたい。

  • フリーの言語聴覚士さんを中心に、幼児の言語発達をサポートしてくれる方の生の声を聞いて届けたい。

ということで、以下に該当する方、ぜひぜひオンラインで取材させていただけたら嬉しいです!

●小児の言語発達の領域で活動されている言語聴覚士さん
●小児の言語発達に関して力をいれている療育施設のご担当者

その際は、以下のような内容をお伺いしたいと考えています。

  1. 小児の言語発達に関するトピック:言語発達に必要な要素、まず取り入れられる遊び、親として注意した方がよいことなど、読者となる「子どもの言語発達に不安を抱える親」が知りたいことについて、テーマを決めてお伺いしたいです。

  2. 言語聴覚士さん(療育施設)自身のこと:なぜ言語聴覚士を目指したのか、なぜ小児の領域を専門としたのかなど、お仕事に対する姿勢や思いをお伺いしたいです。またプロフィールとともにSNSアカウントやブログURLも掲載させていただきます(宣伝に使ってください)。

取材させていただいた記事はひとまず私のnoteで公開させていただく予定ですが、もしこうした記事を掲載いただけるメディアがあれば、ぜひご連絡いただけますと幸いです。

<ご連絡先>
金指のTwitterDMまで(もしDM解放されていなかったらコメントくださいませ)
※状況によりお引き受けが難しい場合がございますので、あらかじめご了承いただけますと幸いです

「言葉」というのは、情報伝達手段の基本であり、今後の成長に欠かせない要素だと思っています。最終的には十分に話せなくてもよいのかもしれません。言葉以外の発達状況も人によって違い、そこから個性が生まれることだってあります。

ただ私は、幼少期にできることがあれば、子どもの負担にならない範囲で何でもやりたいな、と思います。親のエゴかもしれませんが……。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
ご協力いただける方、ぜひご連絡をお待ちしております。

いただいたサポートは取材代もしくは子どものおやつ代にします!そのお気持ちが嬉しいです。ありがとうございます!