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異業種3社・3職種を経験した相乗効果

私は社会人として約7年半働いてきましたが、その中で異業種3社、そして全て異なる職種に従事していました。

  1. 大手損害保険会社の代理店営業職

  2. ベンチャーEC通販会社の総務企画職

  3. ベンチャーIT会社のカスタマーサクセス職

1社目は、学生時代にサンドイッチ店のアルバイトで「接客楽しい!」と思い、「人と直接話ができる職業に就きたい」と思ったことから、入社前に営業職配属を希望しました。

2社目は、5年間の営業職生活で、毎月予算に追われることや、土日祝にも代理店への対応が必要だったことに疲れてしまったため、自分のペースで仕事に集中できる総務職を選びました。

3社目は、2社目の総務職で「自分は社内向けの仕事にモチベーションを抱くことのできない性格だ。予算を追う必要があるとしても、クライアントの課題解決やサポートに従事する、社外向けの仕事がしたい。」という自分の性格に気づいたため、コロナ禍でも業績を延ばしている企業が多かったIT業界の中で数多く募集されていたカスタマーサクセス職を選びました。

一見すると一貫性がなく、すべての仕事がゼロ知識からのスタートのように見えます。しかし、販売している商材・事業規模・業務内容もそれぞれ全く異なっていたために、私にとっては前職で当たり前だったことが、次の職場では画期的なアイデアや高クオリティの仕事として捉えられて、思わぬ高評価を得ることも少なくありませんでした。

たとえば、2社目の総務職で数々の社内マニュアルを作成していたのですが、要求される完成度が高く、「そんなところまでこだわる⁉」というレベルで何度も何度も修正を要求されました。しかし、そのおかげで「誰が見てもわかりやすいマニュアル」の作り方を身につけることができました。3社目のカスタマーサクセス職で、自社Saasプロダクトのヘルプサイトの記事作成を担当していたのですが、2社目のマニュアル作成の経験を活かし、言葉の言い回しや画像、リンクの遷移先など細部にまで気を配って作成したところ、「今までのヘルプサイトより格段に見やすい!」と喜んでもらうことができました。1社目では細部まで内容を詰めた資料を作成することが大の苦手で避けていたので、2社目の経験がなければ、3社目でクオリティの高いヘルプサイトを作成することはできなかったです。

また、3社目は社員数50人のベンチャーIT会社で、社内の制度や管理体制が煩雑であったり、一歩先を読んで業務を推進する力が弱かったりと、課題が山積みでした。1社目で社員数1.5万人の大企業かつ、「信用が命」の金融業を経験した私からすると、「なんでこんな非効率で、顧客から信用を失うような仕事の仕方をしてるの⁉」と不思議でした。そこで、1社目で身についたタスク管理方法や、信用低下を防ぐリスクヘッジ方法を提案し、カスタマーサクセスの業務体制にメスをいれたところ、「本当に無駄が減った」「おかげで業務のクオリティが上がった」と高評価を得ることができました。

この他にも、異業種・異職種を経験したからこそ成果を出すことができた、相乗効果の例が数多くあります。それぞれの業種・職種では当たり前のことでも、全く異なる業種・職種の世界に行くと、聞いたことのないアイデアになりえるのです。

国内外どこでも働けるワーカー」を目指して、様々なリモートワーク可能なお仕事を探し中の今ですが、また新しい業種・職種の経験をして自分の引き出しを増やすとともに、今までの3業種・3職種の知見を活かして相乗効果を生み出せるとよいなと思っています。



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