15年の介護
みんなを導く灯台ホテリエ@あゆみです。
ホテリエとはホテルで働く人のことです。
今回は15年の介護です。
小学5年生のとき
私が小学5年生のとき生活は一変しました。
離れて生活していた母方の祖母が脳梗塞で倒れたのです。
脳梗塞となると入院です。
同じ市内で離れて暮らしていましたが、
倒れる1年ほど前から祖父の認知症が酷いのと高齢なのもあり
母が平日昼間の数時間世話には行っていました。
叔父(母の兄)も同居していましたが、
仕事があるので祖父の面倒も見れない。
私たち家族が住んでいた家も
母の実家のものでもあったので
祖母は家の近くの総合病院へ入院、
まず祖父と同居することになりました。
母が出かけている時間は
母は入院中の祖母の世話&パートで清掃の仕事、
私たち子供の世話。
今思うとよくそこまでやっていたなと思います。
食事は祖父からでまだまだ子供の私は
お腹すいたと文句を言っていました(笑)
認知症の祖父がやってきて最初に大変だったのは
「家に帰ろう」とするのです。
実際外に出してもそこまで歩いていけなかったのですが、
最初は帰りたいで玄関に行こうとするので
鍵をかけて家族全員の靴をしまって足止めでした。
母が出かけている時間は帰らないようにする
見張り番のお世話でした。
今思えばたった数時間ですが疲れました。
玄関で帰ろうとし始めると訳のわからないことを言い出すのです。
認知症なので会話が成り立たない!のです。
「親父に怒られる」そうなので早く帰らなければいけなかったそうです。
ここからが始まり
そしてこの先15年母は祖母の介護をすることになります。
私も進学で家を出るまで8年近く一緒に生活します。
長い介護生活の始まりでした。
当時認知症の祖父に私たち家族が困ることが多く、
長い間問題を抱えていくのかと思っていましたが、
3年半ちょっとで祖父は亡くなります。(89歳)
祖母はそこから10年ほど長生きします。
女性のほうが長生きですね。
祖父母優先での生活が始まりました。
まずは祖母が退院するまでの
2カ月半程度でも長かったです。
つづく
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