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小さいころのわたしを癒す



小さいころの自分を覚えていますか?



小さいころに傷ついたわたしを 
インナーチャイルドと呼びます。
私たちの心の中の自分です。


私の子どもの頃の話を
少しさせてください。




子供のころの家庭環境は決していいとはいえず 

記憶を遡る限り 
両親の仲がよかったことはないです。
口喧嘩をする様子もなく冷戦でした。



だからはたからみれば 
「なんの問題もない家族」。



だけど家の中で両親が仲良く会話をする様子は 
ゼロでした。


なぜだろう。と思うこともないほど
それが「普通」だったのです。


両親の仲がよくない。
そんなこと友達には知られたくありませんでした。


母はどこかいつもイライラしていて
お手伝いをすれば
もっとここをこうして。と
怖い顔で言う母。



100点をとっても
「もっと字を丁寧に書きなさい」
と言う母。



すごいね。と褒めてくれたことだって
たくさんあったはず…





だけど付け足される言葉と表情で
「がんばっても認められない」
そんな感情だけが残りました。



小さいころを思い出すと
”もっとこどもらしくありたかった”
そんな思いが沸き上ってくるのです。



大人の感情を察し
きっとこんなことを言ってほしいだろう。
笑って愛想よくしていた方がいいときだろう。
とその場の空気を読み対応をするこどもでした。



勉強も運動もある程度できて
いつもニコニコしているいい子。
そんな私を母も周りも喜びました。



私には1人妹がいます。
妹は私とは性格・得意なことが正反対のタイプです。



人に愛想よくにこにこするタイプではなく
「自分が笑いたくないのになんで笑うの?」
とわりっとムスっとしているような態度をとるこどもでした。



私は”愛想よくできない妹だ”と下に見ていたのです。



「妹の方が可愛がられている。」
そんな不満を母に言ったことがあります。



それはよくある
「おねえちゃんだから・・・!」
そのフレーズで優先順位がいつも妹で
私が我慢をすることが多かったから。 
だと思っていました。



だけど、”小さいころのわたし”
を思い出すにつれて気づいたことがあります。


笑いたくないときには笑わない
ムスっとした妹に
本当は私もなりたかったのです。



愛想を振りまくタイプではない妹を
母は妹らしいね。とただ笑っていました。


ニコニコする私とは反対に
感情をありのままに表面にだしている
妹はありのままを愛されているように感じていたのです。


人の前でムスっとしていても
運動も勉強もなにもできない”いい子”じゃなくても
”ありのままを愛されている。”
その感覚が私はほしかったのだと思います。


母は私を愛し大切に育ててくれたことを知っています。
だけど言葉・表情・環境から 
100%そう思えなかったのです。



自分の気持ちに気づいて心が1つ軽くなりました。



なぜなら今、ありのままの私を受け入れ 
無償の愛を毎日全力で届けてくれる存在が 
3人もいます。子どもたちとパパです。



私がずっとずっとほしかった
安心安全の場所が今はあります。 



言葉・表情・環境。
心落ち着く場所に今、いられている。
それに気づくことができたのです。


そしていつでも笑っている自分を今は好きです。


自信のなさ、不安、行動できない自分、 
周りの目が気になる、
イライラ・怒りの原因など


そんな負の感情は
小さいころの環境・経験から作られた
”価値観”である場合がとても多いです。


これは私だけでなく
クライアントさんのおはなしからも
行きつくところが小さいころのおはなしに
たどり着くことがとても多いのです。


負の感情は自分の「性格」ではないです。


受け入れなくてもいい。
だからその感情になるんだ。 
と気づくだけで心が1つ軽くなります。


生きてきた経験すべてが今の自分につながっていて
今あるしあわせに気づくこと。


1歩目は自分の感情に気づくところから。
いつからだって自分らしく変わっていけます。 


わたし自身がこれからも
傷ついている小さいころのわたしを 
やさしく見つけてあげて
癒すことを続けていきます𓂃 𓈒𓏸








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