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#シャーロット・ブロンテ

「ジェイン・エア」阿部知二訳がどうにも読みたくなってきた

「ジェイン・エア」阿部知二訳がどうにも読みたくなってきた

「ジェイン・エア」のことをあれやこれや書いていたら、どうにも阿部知二訳を読みたくなってきた。ぼんやり読みたいを通りすぎて、無性に読みたくてたまらない。頭の心がウズウズするというか、胃の腑がモゾモゾするというか、腰が落ち着かないというか、もう、こうなるとじっとしていられない。

古書で安ければ手に入れたい。そう思っていくつか検索してみたんだが、「現在お取り扱いができません」のオンパレードである(どう

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シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』 吉田健一訳を語りつくす

シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』 吉田健一訳を語りつくす

シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』は愛読書と言っていいかもしれない。中でも吉田健一訳である。初めて読んだのは確か20代の頃で、その時に何故吉田健一訳を選んだのかというと書店の本棚にあったというそれだけでしかない。翻訳については長く気にせずにいたのだが、ある時、図書館で『ジェイン・エア』の別訳をパラパラとめくって、ほとんどのけぞった。先日、オースティンの『高慢と偏見』の翻訳を比較してみたが、そ

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