映画感想#63 「コードネーム U.N.C.L.E」(2015年)
原題 The Man from U.N.C.L.E
監督 ガイ・リッチー
脚本 ガイ・リッチー、ライオネル・ウィグラム
出演 ヘンリー・カビル、アーミー・ハマー、アリシア・ビカンダー、エリザベス・デビッキ、ヒュー・グラント、ジャレッド・ハリス 他
2015年 アメリカ 116分
「なんかかっこいい」王道スパイ映画
音楽・ファッション・ローマやベルリンの風景から、「かっこいい!」が感覚的に感じられる映画。
1960年代の雰囲気とジャズっぽい音楽が程よい緊張感を生んでいて、ガイの映画ならではのテンポ感・派手なアクションシーンはスパイ映画にぴったり。ストーリーも軽すぎず重すぎず、世界観を楽しめます。
ヘンリー・カビル演じるアメリカ・CIAのソロは"まさに"な感じのスパイ。かっこいいけど女好き、だけどファッションもコミュニケーションも超一流です。
アーミー・ハマー演じるイリヤは、身体能力はずば抜けているのに、過去のトラウマが理由でちょっとメンタル弱めなロシア・KGBのスパイ。
険悪な米露が最悪のコンビを結成。そんな2人を束ねるのがイギリス海軍情報部のイケおじヒュー・グラントなのは、本作の監督ガイ・リッチーがイギリス人だからに違いない。
・・・さて、タイトルの「U.N.C.L.E」とはなんぞや?
とりあえず国を超えた悪者退治組織という感じですかね。
2人のスパイを翻弄する東ドイツの女性・ギャビーを演じるアリシア・ビカンダーもかわいかった。カーチェイスが得意なエンジニアという、かわいさだけを売りにしていない、新しいヒロインといった感じです。
…と、キャスト陣が大好きなので、もうすでに満足しております。
「0011ナポレオン・ソロ」というテレビドラマシリーズの世界観がベースにはなっているようですが、あまり詳しくないので新鮮なスパイものとして楽しめました。
バチバチな真面目シリアス映画というよりは、エンタメ性もあり、たまに笑えるところもあってよかったです。イリヤが船で必死に逃げてるのに、ソロが車内で食事しちゃうとかね(笑)
ぜひ続編希望しております!
☆鑑賞日 2015年12月14日
余談~アリシア・ビカンダーがかわいい~
アリシア・ビカンダーというスウェーデン出身の女優さんですが、ハスキーな声が癖になる独特な魅力がありますね。その素敵な魅力を、この映画では存分に楽しめます。
「リリーのすべて」(2015年)では理解のある女性を、「トゥームレイダー」ではアクションも披露していて、アリシアの多彩さが伺えます。
▼「ロイヤル・アフェア」では、運命に翻弄される悲しい女性を演じました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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