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映画感想#20 『ふしぎな庭「広がる霧」』他チェコアニメーションたち

渋谷ユーロスペースにて開催されていた、「映画祭 チェコアニメのすべて」にて。
短編アニメーションが複数まとめて見れるプログラムになっていまして、ポエム編、ファンタジー編の2つのプログラムを見ました。

①ポエム編
「動物たちと山賊」(1946年/イジー・トルンカ)
「飲みすぎた一杯」(1953年/ブジェチスラフ・ポヤル)
「もぐらくんとズボン」(1957年/ズデニェック・ミレル)
「ベツレヘムのほし」(1969年/ヘルミーナ・ティールロヴァー)
「郵便屋さんの話」(1964年/カレル・チャペック)
「手」(1965年/イジー・トルンカ)

チラシより(拡大)

②ファンタジー編
「おじいさんの砂糖大根」(1945年/イジー・トルンカ)
『ふしぎな庭「動物がすきな男」』(1974年/ブジェチスラフ・ポヤル)
『ふしぎな庭「広がる霧」』(1975年/ブジェチスラフ・ポヤル)
『シュヴェイクが行く!「コニャックを探せ」』(1954年/イジー・トルンカ)
『カシュパーレクとホンザ「太っちょなお城の話」』(1973年/ボフスラフ・シュラーメク)
「あおねこくんとしろひげくん」(1974年/ヘルミーナ・ティールロヴァー)
『こいぬとこねこはいつも一緒「泣いてた人形の話」』(ヨゼフ・チャペック)

チラシより(拡大)

2013年にロシアアニメーションを見ていたので、それからヨーロッパのアニメーションに興味を持つようになりました。このようにまとめて見れる機会って意外とないので、嬉しい限りですね!
ポエム編の「もぐらくんとズボン」は、もぐらのクルテクのことです。クルテクは意外と赤ちゃんみたいな声をしていました。

こいつです

「飲みすぎた一杯」はデッドエンドで少し怖かったですね。主人公、顔変わんないし(ストップモーションだから当たり前)、懐かしいオーラ2のCMみたいでした。

ロシアアニメーションとはまた一味違って、ダークファンタジーの要素が強い感じもしました。
ヨゼフとカレル・チャペックやイジー・トルンカなどの有名なアニメーターもいたりして、チェコではアニメーションというものが一つのカテゴリーとして生きているんだなと思います。

後々、「アリス」(1988年/ヤン・シュバンクマイエル)や「クーキー」(2010年/ヤン・スベラーク)というチェコのアニメも見るのですが、個性の強いストップモーションが印象的でした。
本当になかなか見る機会がないので、また上映イベントなどがあれば、他にも見てみたいと思います。

☆観賞日 2014年1月28日


投稿に際しての余談

海外のアニメは、気になるものが上映されていれば見たりするのですが、日本のアニメやディズニーはあまり見てきませんでした。
特にこれと言って理由があるわけではないのですが、おそらく、表情が豊かすぎるんだと思います(笑)。

例えばこちらの方(ディズニーHPより)

なんかこう、よくあるディズニープリンセスのこういう表情とか、イマイチ共感できない感じがあるんです。「かわいい」よりも、「どういう感情なんだろう…」っていうのが先に来てしまう。表情豊かなキャラクターたちは、ディズニーの魅力の一部だとは思いますが、その中には理解できない感情や表情があるので、私の脳は処理できないみたいです(残念・・・)。
なので、まだ技術が発展していない頃の(といったら失礼?)古いアニメとか、ストップモーションみたいな、コマ送りのような、あんまり細かくない大雑把なアニメーションがちょうど良いのかもしれません。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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