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1ページに満たない映画感想<2012年編①>

こんにちは。
少しずつ手書きの映画ノートの文字起こしをしていますが、noteに投稿するにはかなり手直しが必要だということがわかり、パンフレットを見たり、あらためて予告動画を見たりして、それぞれの映画を深堀りしている毎日です。

それでも1ページを満たすには足りないな…という映画もかなりありましたので、2012年に見た映画を、「1ページに満たない映画感想」と題して、まとめてみたいと思います。

「ALWAYS 三丁目の夕日'64」(2012年/山崎貴)

ALWAYSシリーズのラスト3作目。
六ちゃんの結婚は泣くよね。青森から上京してきたの、ついこの前じゃないか・・・と親のような気持ちになってしまいます。
この映画の芯の部分を支えてきた、茶川さんを演じる吉岡秀隆さん、そして鈴木オートを演じる堤真一さん。この2人がいるってことがまず最高ですよね。
私は12歳で父親を亡くしているので余計そう思うのかもしれませんが、両親が一緒にいること、家族が支えあって生きていることの”尊さ”みたいなものを、この映画から存分に感じることができます。
ちなみにALWAYSの3作品は全部見ていますが、2番目の「続」での、ヒロミさんが列車の中で茶川さんの小説を読むシーンが本当に大好きです。毎回泣きます。

☆2012年2月15日鑑賞


「ヒューゴの不思議な発明」(2011年/マーティン・スコセッシ)

この時のクロエ・グレース・モレッツ可愛くてすごい好きでした。
ストーリーは大げさな感じで、ジョルジュ・メリエスとかも出てきちゃうのですが、映画ならではのビッグスケールに浸れるのが醍醐味でしょうか。
映画の良さを語る映画ですね。
主人公ヒューゴの父親を演じているのがジュード・ロウで、途中で死んでしまうのが普通に悲しかった。こんなイケメンを死なすのね・・・
3D上映もしていたようなので、視覚効果的にも楽しめる映画かなと思います。
少年ヒューゴと、偶然知り合う少女イザベルの服装も可愛くて、そういう部分で好きな作品ではあります。

☆2012年3月9日鑑賞

我ながら気に入っている映画ノートの1ページです



「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」(2011年/ガイ・リッチー)

シリーズ2作目。やっぱり1作目の方が好きですが、それはどんなシリーズものでも言えること。
19世紀ロンドンの雰囲気が良い。ガイ・リッチー監督好きなんですよね〜。テンポの良さ、シーン自体のキレがあり、いつの間にかすっぽりと世界に入り込める感覚があります。
アイリーン(レイチェル・マクアダムス!)がさっさと死んでしまってショックでした。1作目でも相当危険な目にあっていたけど、峰不二子のように不死身ではなかったのか・・・。モリアーティ教授が強すぎた・・・。
レストレード警部役のエディー・マーサンも良いですよね。ホームズとの絡みも1作目から引き続きあり、ちょっとした好きポイントです(笑)

☆2012年3月23日鑑賞


「ダーク・シャドウ」(2012年/ティム・バートン)

なんかよく分からないけど、キテレツ。
ティム・バートン監督×ジョニー・デップの組み合わせというだけで見たのだとは思うけど、それにしても、個性が強すぎました。「ジョニー・デップ主演」ってだけで成り立ってる感がある。
とにかく人を殺すシーンが多い。ヴァンパイアものになるのでしょうが、あまり自分の趣味ではありませんでした。
ティム・バートンらしい世界観の、ダークファンタジーです。

☆2012年5月26日鑑賞


「カロと神様」(2006年/ダニエレ・プロスカー)

EU film daysで見ました。今検索すると、劇場未公開らしく、この映画の情報がほとんどなくて本当に残念なのですが、とても温かい雰囲気の良い映画でした。制作はオーストリアです。
ストーリーはこんな感じ↓
両親の離婚により父親と離れ離れになり、悲嘆に暮れる8歳の少女カロ。両親の仲直りを願う彼女の声は、トランシーバーを通じて”神様”に届き、”神様”は彼女の望み通り、両親のよりを戻そうと、あの手この手を使う・・・

人は、どうにもならなくなった時に、やむを得ず「神様」を出現させるのかもしれない。誰も助けてくれない、助けられる状況ではない、そんな時に、超越者である神様を無理やり出現させる。何かをお願いするときに、願う先・対象があったほうが、お願いしやすいからかもしれないですね。
あ、この映画での神様は、ただの近所のおじさんでした。かわいいカロと、近所のおじさんの微笑ましいやり取りに、癒される映画です。

☆2012年5月27日鑑賞


「ソウル・キッチン」(2009年/ファティ・アキン)

ドイツ映画、ファティ・アキン監督!こちらもEU film daysにて。
あんまり内容は覚えてないけど、とにかく笑いました。主人公のジノスはレストラン経営がうまくいかず、恋人とも遠距離に・・・そしてずっと腰痛(笑)
酒好きの天才シェフやら、出所した兄やら。キャラ濃いめのドタバタ群像劇。
ずっと音楽が鳴っていて、ダンスしたりロックしたり、そんなうるさい雰囲気(悪い意味ではないです)の、おもしろ映画でした。
ドイツ語勉強始めたばかりの頃だったので、Danke(ありがとう)やBitte(どういたしまして)が聞き取れただけでも嬉しかったな〜。

☆2012年5月31日鑑賞

予告が分かりやすかったのでぜひ↓



「幸せの教室」(2011年/トム・ハンクス)

過度な期待をせずに見れば、特になんてことない普通の良い映画です。
と言ったら棘があるでしょうか。
レビューでは低評価している方も多いようですが、個人的にはトム・ハンクスを見る映画だと思っているので、普通に楽しかったです。
もし自分が主人公と同じ年齢くらいだったら、もう少しパワーをもらえたりもしたのかな?とも思うけど、まあこんなもんかな(笑)
あと邦題のせいでちょっとベタ感が濃くなっている気がします。原題は「Larry Crowne」。主人公のフルネームです。
それより、タラジ・P・ヘンソンとかラミ・マレックが出てたのか!むしろ今となってはそこが一番気になるポイントでした。

☆2012年6月9日鑑賞


●投稿に際しての余談

・EU film daysとは何か。
EU加盟国の大使館・文化機関が提供する良質な作品が一堂に会する、ヨーロッパ映画好きにとってはこの上なくハッピーなイベントです!!
できるだけ毎年行くようにしているのですが、コロナの時期は行けず。
毎年5月〜7月ごろやってます。そして何より、安い。一般520円。
以前は整理券制で、国立映画アーカイブに早めに行き、ベンチに座って長らく待っている・・・ということもやってましたが、さすがに今はオンライン購入が可能となってます。年によっては、上映会場が違ったりもします。
今年2023年も、1作品見に行くことができまして、目標達成!といった気分になりました。
東京の会期は終わってしまいましたが、京都・広島・福岡はこれからも見れます。参考まで↓


以上、2012年前半に見た映画でした。②に続きます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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