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社交ダンスで学ぶ持続可能な人材育成

実は少しだけ社交ダンスをやってました。
社会人になってからちょこっと経験しただけで、踊る場に足を運ばなくなって久しいのですが、ときどき「これってダンスのあの感覚だなー」と思うことがあるので、今日はそんなお話です。

ファシリタティブリーダーシップはリード&フォローに学べ

社交ダンスでは、役割としてリーダーとフォロワーが明確に定義づけられています。主に男性がリーダーを務め、そのフォロワーになる女性をパートナーと呼称することが多いです。
パートナーには、男性のリードを読んで動くフォローが求められます。
「リードを読む」というのは、コネクション(手とか相手と触れている個所)のテンションから感じ取る…ということで、自分の体の感覚に対しても鈍いところのある私にはかなり難易度が高い話です。けれど、「感じ取ろう」と相手と自分の間に意識を集中することは好きでした。

そう、その感覚はファシリテーターとして場の感覚を読むことに近しいなと感じているのです。場に立つとき、コネクションからではなく、場に触れている全てから「感じ取ろう」と集中します。その感覚。

また、ダンスでもフォローは受け身だけではなく「自分はここにいるよ」とリーダーに伝えることで男性のリードをより良くし、一体感あるダンスになっていきます。
これも、ファシリタティブリーダーが「場」にテーマ・メッセージを示すことで、メンバーの自主性と共に一体感を醸成する感覚に近い気がします。

というわけで、ファシリテーターやファシリタティブリーダー育成に社交ダンスレッスンとか、どうでしょうかね。
結構まじめにおすすめです。

持続可能なあり方はスローフォックストロットに学べ

「持続可能」、昨今注目されるようになってきた言葉ですね。とはいえ、何をもって持続可能というのか、具体的な状態を示す言葉ではないのでビジョンを描きづらい概念ではあります。
それに対して、スローフォックストロットの優雅に揺蕩うイメージを例に挙げて共有してみることを提案してみます。
持続可能性を追求する、というと、「ただ継続することだけが重要で大きな発展を求めない」ように思われるかもしれませんが、スローフォックストロットダンスをご覧いただけば揺蕩う動きの中にメリハリがあることが分かっていただけるかと。そしてそのような状態で踊れているとき、速いテンポのダンスとはまた違う、深みのある高揚感が満ちていきます。

止まらず、優雅に、段々と盛り上がっていく。
そんな世界観を目指してみませんか。

というわけで、持続可能な世界観を知りたいリーダーは、スローフォックストロットを踊ってみるとかどうですかね。
こちらもまじめにおすすめです。

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