急性脳硬膜下血腫。

 ドリフターズの仲本さんが、交通事故による急性脳硬膜下血種で亡くなられたと報道がありました。お悔やみ申し上げます。

 私も、15年ほど前、急性硬膜下血腫になりました。

 うつで精神科に入院していた時にてんかんの発作で倒れ、床に頭を強打したそうです。
 そのまま脳外科病棟に運ばれ、ICUに入りました。

 当然私は意識がないので、記憶にありません。

 あと数時間意識が戻らないようだったら開頭手術をする、という話になっていたそうです。手術をしたからといって治るとは限らず、そのまま目覚めない可能性もあると、言われていたらしいです。

 そのぎりぎりのところで、私が目覚めたそうです。

 その後数日は頭痛との戦いでした。すぐには起き上がることも出来ず、ベッドの角度を少しずつ少しずつ上げてもらった記憶があります。
 数日でICUから一般病棟になり、1週間ほどで元居た精神科病棟に戻りました。

 今ではもう治療が完了しています。が、脳のMRIを撮ると、その名残があって医師はびっくりします。

 後々にこの病気のことを調べてみて、致死率の高い病気だったことを知りました。開頭手術もせずに回復できたのは、軽度だったこともあるのでしょうけど、ラッキーだったのだなと思います。

 あれだけ生きているのが辛くなってうつになって入院したはずなのに、それでも生きることになった。私は生きる運命なんだなと思ったのを思い出します。きっと神様が、私にはまだ生きてやるべきことがあるんだと言ってくれているような、そんな風に感じていました。

 あれから、15年。
 発達障害の当事者として、うつからのサバイバーとして、自分の経験を伝え続けていくことが私の生きる意味なのかなと思っています。

 以上、発達障害~母ごころ当事者ごころのあゆでした(*'ω'*) 

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