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Annaの日記 独身から見る「子供=幸せ?!」

正直なことをいうと、私は子供が好きではない。新幹線などで泣いている子供をあやさない親を見ると舌打ちするタイプの人間だった。

そして、毎日のようにニュースでみる子供の虐待、ネグレクト。心が痛くなる。特に容疑者が10・20代の若い女性だと、「(こうなる予測はつくのに)なぜ産んだのか」と感じてしまう。
遊びたいに決まっている。メイクして、おシャンティなお店で酒のんで、女子会して、色々な男とデートして・・・キラキラしたい。それが普通の20代の考えだ。

乳幼児の子育ては孤独で縛られる。これが今、私が実体験として感じている感想だ。赤ちゃんは容赦なく泣き、一人では何もできない。オムツとおっぱいを繰り返していたら一日が終わる。夜中も泣いて睡眠不足。同じような服をきて、頭はボサボサ、化粧なんて最近いつした?

そんな状況で、もし旦那が毎晩のように酔っぱらって帰り、夜泣きをうるさいといい、挙句に浮気なんてされて、「化粧しない(女性らしくしていない)お前が悪い」なんて言われたら誰だって離婚したくなる。

しかし、「シングルマザー」ほど、過酷で辛い状況はない。
精神的、体力的、経済的にもかなり追い込まれる。その上、親も頼れない状況ならなおさら条件の悪い男でも求めていかないと、母子崩壊してしまう。

しかし大概、ニュースで見かける容疑者は「交際中の男性」「同居している男性」が多い。予測の範疇だが、母親からみればかわいい我が子だが、半分は憎む男のDNAが混ざっている。男からすれば恋愛を邪魔するうるさい生き物。
見える未来は予測できてしまう。
同情ではないが、理解できてしまう自分がいる。
世論は、なぜ親・親族に頼らない。頼れないならなぜ行政のシステムがたくさんあるのに頼らないといういうが、実際私が親になって感じるのは、行政なんて一体どこにどう連絡をすればいいのかかなり調べないと全然わからない。お金もかかる、預けるのに駅からも遠い施設が多く、どうやって車なしで重たい赤ちゃん抱えて施設にいく?


「子供は無条件でかわいく、無償の愛をくれる。結婚をして子供を授かれば幸せになれる。」

 これが独身女性の目標であり、周りから植え付けられた固定概念だと私は思う。
「現代は色々な考え方、生き方がある!」なんて世間はいうが、はやり30過ぎて結婚していないと「いい人いないの?子供は早いほうがいい」と親や早く結婚した友達は無神経なことを平気でいう。


先ほど述べたように、特に小さい子供の子育ては孤独で縛られる。
「幸せ」という表現にはほど遠い。
今の私の正直な感情は、この小さな命を守らないといけないという責任のほうが強い。
ただ、私が産後うつにもならず、この孤独と縛りに堪えられているのは
40過ぎまで独身で、もうやりたいことをやり切ったからだと個人的には思っている。

きっと「幸せ」を感じるのは、この子の子育てが終わった時なんだろうなと
遠い目標を掲げて毎日を頑張るしかない。


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