皆で作る会社/新作ピアス「オープン・ローズ」
デザインを考えて、作製担当が完成させる。この形で作品作りを行っている私たち、早いものでも8年目になりました。
メンバーの入れ替わりはあるものの、現在15人くらい。仲間が仲間を呼んで集まり、現在の人数になりました。メンバーのほとんどが専業主婦です。家事の合間を縫って、好きな時間に作成してもらっています。
朝、子供たちを学校へ送り出してから、作製時間を作る人、
旦那さんの夜勤かえりを待ちながら、夜中に活動する人など。個人の自由。
ほとんどが個人の活動ですが、
今回は大口注文のため、分業で作業をするというので、私は雑用担当で参加してきました。作成中の動画です↓ 手の動きが早くて、感動しますよ。
動画:「マリー・パール」
「マリー・パール」のラリエットは、2連作り。
通常1人で1本を仕上げますが、今回は、花付きの1本と、パール付きの1本、それぞれ得意な方を集中して作り、最後に繋げるとのこと。
これ、姉妹の作製担当が自分たちで考えだした方法。この方が効率的に、短時間で完成できるからと。
こういう意見はありがたいです!
皆がこうして、よりやり易い形で、最高の仕上がりになることがベストですから。
何よりも、もくもくと作成だけをするのでなく、得手不得手や効率も考えてくれるのがうれしかった、皆が会社BERRYを作っているのだということがうれしいですね。小さな会社だけど、これからも皆で作る会社でありたいです。
完成までに数年を要した新作
私が担当するお仕事の1つがデザイン。
基本は、「自分が使いたいと思うもの」を形にするところから始まります。
タティングレース/メキッキオヤは曲線が美しい、大好きです。
デザインには、美しい曲線が引き立つものを考えますが、
メキッキオヤの基本では左右対称。
トルコの人々が好むデザインも左右対称が多いこともありますが、それを崩してみようと思いついたのが「オープン・ローズ」
思いついたは良いけれど、これが難しかった~
通常、編み目の数でサイズや、左右・上下のバランスを取りますが、それができない・・・作り手の感覚で曲線を作らなくてはならない。
2人のメキッキオヤ担当はチャレンジしましたが、
無理だー!形が取れない!と途中で挫折。
昨年夏より新しいメキッキオヤの作り手が仲間になり、再度チャレンジ。
かなりの技の持ち主でも、何度も、何度も、試作を繰り返しました。
バランスに続き難しかったのは、曲線間のスペース。
このスペースが適度に開いてこそ薔薇に見える。
つまり過ぎて、ただの渦巻きになったり、
苦労かけました~。
でも、大満足の完成度です。
ここまでに、数年が経過しましたけどね・・・
ダブルの薔薇が揺れるデザイン
薔薇のモチーフ単体でも、キレイな作りですが、
もう一歩オリジナルなピアスにしたくて、ダブルの薔薇を飾りました。
対象的な2色は「薔薇の光と影」
付けたときに、正面から見るのと、後方から見るのと印象が変わります。
動いたときも、後方にある薔薇が表情を加えてくれます。
ブラックには対照的なホワイトを合わせ、
鮮やかなレッドには、濃いめのグレー、
青みの強いパープルには、サンドベージュと、
大人カラーの2色作り。
季節ごとのカラーバリエションも増やしたいです。
そして、同じ薔薇のモチーフで、ロングネックレスも作りたいと思っています。
小さな会社、でも皆で作り上げた私たちの作品、
AYTURKで、皆さんのお気に入りがみつかりますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?