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1円硬貨の価値って・・。

だんだんと冬が近づいてきた今日この頃。何着て仕事にいこうか問題に直面しつつ、順次冬支度を進める日々。

さて、先日被後見人さん宅に行っていると、「あんた、これなんとかならんか」と。渡されたのは2箱のプラスチックケースに入った1円玉。ざっと1,000枚近くありそう。お釣りでもらった小銭がうまく使えずたまってしまったもののよう。認知症症状がある方にはありがち。この方は、被後見人だが比較的穏やかに過ごし、コンビニでパン程度は買える方だ。ひとまず2重にしたビニール袋に入れて持ち帰った。

最近硬貨は入金するだけでも手数料がかかる。この方のメインバンクはゆうちょ銀行。事務所に戻り、ネットで手数料を確認。ATMだと1枚でも110円かかる。100枚で330円。預けるとマイナスってどうよ。窓口はというと、50枚までは無料。51枚からはなんと550円。1円玉なんで大損になる。無価値どころかマイナスですか。なんか納得いかない。
仕方なく50円分(50枚)を数えて、窓口へ。しかし窓口の方は「50枚、ちゃんと数えていますか?こちらでは数えませんし、機械に入れてもし51枚だったら手数料がかかります」と。1枚で大損に・・。かなりシビアだなと思い、再度数えて50枚入金。1日50枚までなので、この日はこれで帰るしかない。他の郵便局にもっていく方法もあるが、面倒極まりない。

事務所に帰って何かいい方法がないものか試案。そこで一休さん的な名案を思い付く。「郵便切手を買えるだけ買えばいいんだ!」と。

 次の日、意気揚々と郵便窓口へ。しかし、「窓口での50枚以上の硬貨はお取り扱いはできません」と、こちらも同様。

結局50枚ずつ持参するしか道はない。しかも正確に。枚数を数えて、再度キッチンスケールで重さをはかる。1枚1グラムのはずなので、50グラムであれば正しいはず。しばらくは袋に入った1円の山を傍らに置いて仕事する日々になる。いつしか山が小さくなるだろう。

それにしても1円硬貨の価値はほぼマイナスではないか。電子決済の時代だとわかってはいるが、銀行さん、なんとかならないものでしょうか。


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