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20代を振り返る

こんにちは、あやぽです。宿泊記ブログはときどき更新していましたが、文章を書くのはずいぶん久しぶりですね。

あんなに暑かった日々が今では嘘のように涼しい、今年も夏が終わりました。夏が終われば秋が来る。秋はわたしの生まれた季節、ということでもうすぐ30歳になりますので、今回はずっとやろうと思っていた20代の振り返りをやります。

まずざっくりと振り返る

20歳〜22歳

大学生だった。割と真面目に通っていたし早々に単位を取り終えた。それなのに単位を落としたらどうしよう…って夢を社会人になってからも何度も見てしまうのはなぜなのでしょうかね。単位なんて落としたところでさほど問題ないのに。

23歳〜25歳

社会人になった。社会は怖い場所だと思っていたし、それは今もあまり変わっていないかも。1年目はつらかった。慣れない環境の中で必死で、毎週日曜日の夜は緊張して遅くまで寝付けなかった。ただ、今考えると、最初のそれとは別に、3年目くらいまではやっぱり気楽だったと思う。終業後に友達と岩盤浴行ってキラキラ女子ぶったり、国内旅行もたくさんした。ディズニーはもちろん、横浜・鎌倉、金沢、関西、九州、沖縄…振り返ると色々行ったな。そういえば、就職とともに遠距離恋愛を始めた。距離に負けるのが怖くて相当な頻度で会いに行っていた。

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社会人の最初は休みの日もかっちりとした服装をしていた。今は休みの日に絶対こんな服を着ない。

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これは社会人2年目に行った金沢。この頃はちゃんとカメラを持って歩いていたな。すごく良かったのでまた行きたい。

26歳〜27歳

変化の多い二年だった。異動、転居やライフスタイルの変化、本当にめまぐるしく毎日が過ぎていき、ついていけずに体調を崩すことも、人とぶつかることもたくさんあった。わたしだけでなく、周りにとっても変化の時期だったようで、このあたりで友達のほとんどが結婚した。結婚式に何度参列したのだろう。まだ自由な部分は多く、毎週のように飲み歩いていたし、初めて海外旅行に行ったのもこの頃だった。海外デビューに台湾は丁度良かったと思う。遠距離恋愛は相変わらず結構な頻度で押しかけていたのでなんとか続いていた。

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これはニセコの山の上で。天気が良かったな。パーソナルカラーを知った今ではこの色は絶対着ないな。

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初めての海外、九份の雨は恐ろしいほど強くて、ここで初代ミラーレスちゃんがやられてしまった。海外旅行では酔い止め必須ということを学んだ。仲良しの友人との海外旅行は最高だった。

28歳〜29歳

激動の変化を越え、落ち着いた二年だった。感染症の影響もあり、家でのんびりするといった比較的穏やかな日々を過ごしている。めっきり飲みにも行かなくなった。今までしなかったゲームをするようになった。友達と遊ぶことが減ったというか、遊ぶ友達が限られるようになった。友人と会って話しても同じような感じなので、そういう年頃なんだと思う。

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最近はホテル巡りや花を撮ったりすることに目覚めました。定年後にそば打ちを趣味にするおじさんみたいだなと我ながら思う。

ここまでざっくり振り返った時点で自分の感情しか書いておらず、これを見知らぬ他人が読んで何が伝わるんだ?何も面白くないのでは?という気持ちでいっぱいですが、せっかく書き始めたので続けます。

やっておいてよかったこと

旅行

とにかく一番に挙げたい。なぜなら、ライフスタイルの変化により、誰かと遠くに行くことが年々難しくなってくるから。この先はできても2〜3人での旅行だろう。男女関係なくみんなで集まって6人以上の大人数で旅行することなんて、私の人生でもう二度とないんじゃないかと思うし、30歳になった自分や周りがそういうものを好むのかというと、それもまた違うだろうな。

海外に行く

旅行と被るかもしれないけれど、こちらは行き先に焦点を合わせた話。まず、海外に行くにはある程度まとまった休みが必要だし、飛行機に乗り続けたあと現地を楽しむには体力も必要。行こうと思える気力があるうちに行っておいて良かった。3年連続で台湾・イタリア・グアムと行って、どこもすごく良くてまた行きたいなと思うんだけど、やっぱり印象的なのはイタリアかな。ヨーロッパはアジアとは全てが違って、ありきたりなことを言うけれど世界は広いんだなと感じた。その頃は全く考えていなかったけれど、こういうご時世になって、いつ行けない状態になるかわからないので、行けるうちに行っておくべきだと思いました。あと、子供産んだらなかなか行けないだろうしね。

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沈んでしまう前にもう一度行きたいヴェネツィア。

恋愛

この年になると他人とまっすぐ向き合おうとはなかなか思えないので、20代のうちにして良かったと思う。燃えるように人を好きになったり泣いたり怒ったりできるのは20代の特権だと思う。まあ、30代には30代の恋愛があるのかもしれないが。喧嘩してしまったら泣いて悩んで病んで夜も全然眠れなかった私も、最近は喧嘩しようが口を聞かまいが次の日には仕事が待っていると思うと速やかに眠るようになったし、次の日には喧嘩し続ける気力を失っている。

思い出を写真に残す

家族で集まった時に写真を撮ったり、友人の結婚式で写真を撮ったり、何気ない日常を写真に残したりすることをここ数年とても大切にしている。自撮りもいいけれど、できれば顔のアップじゃなくていかにも集合写真ですみたいなのが好き。そして撮ったものを毎月ALBUSで注文して、現像されて届いたものをアルバムにしまい、スマートフォンのカメラロールに残したままにしないことも同じくらい大切だと思っている。時々見返しては形に残しておいてよかったと感じる。ただ、周りの人の写真は多いんだけど、自分の写真はそんなに多くないので、これからはもう少し自分のことも撮ってもらおうかな。

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なんだかんだで4年近くALBUSを続けています。アルバムももうすぐ3冊目。ふとしたときに見返して楽しんでいます。みんなにやってほしい。

やっておいた方がよかったこと

海外留学

大学生の頃は海外に行くなんて考えたこともなかったし、留学なんてこれっぽちも興味なかったけれど、世界観が大きく変わるだろうし、自分で動いて生きていかなければいけない場所に飛び込む経験はもっとしても良かったと思った。

車の運転

北海道で生きていくにあたり必須だと思われがちであるが、私はもう少なくとも5年は車を運転していない。年々車の運転が怖くなるので、もっと定期的にやっておくべきだと思った。

やらなかったこと

出産

結婚はしようと思えばいつでもできるけれど、出産はある程度限られていて、大学生の頃は漠然と30歳になる前には一人目を産んで〜なんて思っていたのだけれど、気がついたらあっという間に30歳になってしまっていたし、自分が子供を欲しいのかどうか、ここ数年ずっと考えているけれどはっきりとした答えは出ない。あと数年してもきっと答えは出ないまま、そろそろ…なんて言って子供を作ろうとする自分が見える。

転職

時々Twitterで仕事についてぼやいているが、新卒から今の仕事をしており、部署異動・転勤を経験して気がつけば7年半が経とうとしている。正直第一志望の企業ではないし、転職したいと思うことはあった。仲の良い友人が転職してより良い職場を積極的に求めていく様子を見ていると、自分は結局転職しなかったけどこれで良かったのかな…なんて考えたりもした。そうは言いつつ、今の仕事がそれなりに好きだし、それなりに誇りもあり、最初の頃よりは色々なものが見えるようになって楽しい要素もあり、結局転職しないんだろうな。

そんなにしなくてもよかったと思うこと

友人の結婚式参列

前述のとおり26歳の頃に周りが結婚ラッシュを迎え、毎月、多い時は隔週で結婚式に参列したこともあったけれど、今考えるとそんなに頑張ってあれもこれも参列しなくても良かった気がする。どれも楽しかったからいいんだけど、とても大切な友人のだけでも別に良かったと思う。出費も大きくなるし、これから結婚ラッシュを迎える人がいたら無理しなくても大丈夫だと言いたい。世間的には30歳で2度目の結婚ラッシュが来ると言われているが、私の友人は前のラッシュでほとんど結婚してしまったので現在未婚がほとんどいない、人より集中してしまったが故の感想の可能性もある。

飲み歩き

23歳くらいまではビールもあまり好まず、ファジーネーブルを頼んでいた私も、今ではそんな甘い酒なんて飲めず、ビール・ワイン・日本酒を好むようになってしまったが、我ながら、アルコールに費やしたお金については無駄が多かった気がする。すっかり外食をしなくなった今思うと、毎週末飲み歩いていたのはどうかしているし、2軒行ったら毎回1万円は飛ぶから明らかに無駄遣いだし、そりゃ痩せないし、お酒もほどほどで良かったのではないかと思う。ただ後悔したところでお金が戻って来るわけではないし、楽しかったので、若かったなってことにしておく。これからは好きなお店にだけ定期的にお金を落とす人間になりたい。

遠距離恋愛

これは好きでしているわけではないんだけど、なんというかそういう話でなく、そんなに頑張って毎週会いに行かなくても良かった。せめて隔週とかで良かったと思う。自分にとってだけでなく相手にとってもその方が良かった。自由を潰してしまった気がする。自分はもっと貯金したり会えない間にダイエットしたり料理を覚えたり、他にできたことがあったんじゃないかな。ただ、そうこうしているうちにお別れしてしまったら元も子もないのは事実。

どちらともいえないこと

貯金

もっとしておけばよかったなという気持ちはあるし、そんなにお酒を飲みに行かなくてもいいし、毎朝家のすぐ近くのコンビニでサンドイッチを買うのもやめろもったいないって過去の自分に言いたいけれど、旅行はその時しかできなかったし、遠距離恋愛にお金を費やしていたのはさほど間違っていなかったと思うし、まあ仕方ないかなと思う部分もある。30代の私が20代に貯金してこなかったツケを払うだけである。

勉強

もっと頑張ってもよかったかもしれないとは思う。ただこれは10代の後悔かもしれない。全くしてないかと言われるとそうでもないし、自分なりに頑張ったので、日常生活を過ごす分には何ら問題ない結果も手に入れたけど、インターネットの世界には地頭が良い人、学生のときに沢山努力した人、大人になっても色んなことを勉強し続けている人がいて、そういう人を見ると自分が恥ずかしくなってしまうこともある。

自分で変わったと思うこと

生活と家事

これは一人暮らしから二人暮らしになったことによる変化が大きいと思うけれど、控えめに言っても汚部屋に住んでいた私が、今ではどちらかというと物が少ない生活をしており、床に何かが散らかっていることもなく、洗い物をシンクに放ったらかしにすることもなく入浴前には全て済ませ、ルンバの定期稼働以外にもこまめにクイックルワイパーで床を掃除している。まだまだ綺麗好きとは言えないけれど、10年前の自分が見たらマメすぎて本当に自分なのかと疑ってしまうくらいには変わったと思う。

運動習慣

10代の頃は運動が大嫌いだったが、前職場のときに流れでランニングに参加するようになってから走ることを覚え、10kmマラソンも出場した。スポーツジムにも行くようにもなった。ジムは一応今も定期的に通い続けていて、ランニングも最近は外は走れていないけれど、ジムでトレッドミルを使って走るようにしている。自分の生活にこんな運動習慣が生まれるとは思っていなかったし、小学生の頃大嫌いだった長距離走は、大人になると思ったよりも楽しいし、ストレス解消になるものだ。

人付き合いの仕方

大学生の頃は割と広い人付き合いをしていたが、大人になるにつれてどんどん狭く深くの方へシフトしていった。友達に囲まれた人をSNSで見ていると楽しそうでいいなと思っていたはずだが、最近は特にそういう感情もない。友達が多い方ではないけれど、好きな人と暮らして、時々好きな友達と連絡を取って、たまに会って、そんな日常に満足している。これからも周りの人を大切にしていきたいと思う。

一人の時間の過ごし方

20代前半は一人の時間を過ごすのが下手で寝てばっかりだったけれど、ここ数年は一人でホテルにおこもりしてぼんやりしてみたり、気になるお店に行ってみたり、そこそこ上手に過ごせるようになってきた気がする。あと、暇でお金もないならジムに行くという選択肢があるのがとても良くて、運動もできるし外出するからリズムも整うしお風呂は気持ち良いし会費の元を取った気になるので良いことづくめなのである。

総評

10代に比べて20代はとても生きやすく感じる。自分の力で生きていけるし、良くも悪くも自分の責任は自分で取れば良い。人の目も昔ほど気にならない。30代が近づくにつれて社会的責任が降りかかってきたり、周りとのライフステージの違いに悩んだりすることもあるけれど、それでも自分の力で生きることはとても楽で自由だと思う。25歳前後が仕事にもそこそこ慣れ、結婚出産にも縛られていなくて、一番自由だったかな。

この先自由なだけではやっていけないこともたくさん降りかかってくると思うけれど、多分人の目は今以上に気にならなくなるだろうし、まだまだ人生には楽しいことがたくさんあると思っている。5年後、10年後にこれを読んだ自分がどう思うのかが楽しみ。

30代の目標

最後に30代の目標は、自分に誠実に生きることと地に足つけて生きること。これは昨年くらいから言ってる気がする。20代は気持ちの望むままにしたいことをして行きたいところに行って会いたい人に会ったけれど、30代は我慢するところは我慢することを覚え、身の丈に合わないことをせず、大人としてもう少ししっかりしたい。

精神面では何でもかんでもツイートにせず上手にストレス消化できるようになりたいところですが、これは何歳まで続くんでしょうね。メンタルは20代初期と比べて確実に強くなっていますが、この先もっと強くなるのか、それとも積み重ねたものでつぶれてしまうのか、どうなるのでしょう。それも人生のお楽しみということで、振り返りを終えたいと思います。


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