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鬱真っ最中に産みましたpart2

鬱と診断され、病気休業をとったところで妊娠がわかり、病休と産休をつなげてとることになった話の続きです🙆‍♀️

私はつわりが非常に重かった上に、妊娠でホルモンバランスは崩れ、鬱状態はどんどんひどくなっていきました。

毎日泣いていたし、不安で仕方なくて旦那に辛く当たる日々でした。一日寝てるだけの日も少なくありませんでした。

それでも波があるので、躁状態のような時もやってきます。
その時は、ほら出産と向けてめちゃくちゃ張り切って、スタイなどを作ったり、ベビーグッズを買い漁ったりしてました。

でも、また心が折れて、沈んでいきます。毎週心療内科に通い、やばいと思う時は週2行っていました。全然心も体も元気じゃない妊婦でした。
こんなに元気じゃなかったら、子供に悪い影響与えてしまうんじゃないか…私はダメな妊婦や…母親になれないかも…と考えていました。

でも、子どもに会いたい。元気に産んであげたい。という気持ちは強くありました。
心療内科に通い続けていたのは、自分が倒れないためでした。子供のためにできることは私が少しでも健康でいることだと思っていたからです。

でも、その通院も先生のある言葉を聞いた日を境に行かなくなりました。
先生は、なかなか良くならず、沈んだ状態が続いてる私に
『普通、妊娠している時は鬱はそこまで悪化しないんやけどね。』
と言いました。

先生は悪意はなかった思います。でも、“あぁ、私はここでも普通じゃないんや。病院に来ても私は治らないんや。先生は私が普通じゃないから見捨てたいんや”と思ってしまいました。
本当に親身になっていつも話を聞いてくれて、職場にも話をしてくれた信頼のできる先生でした。今なら深い意味はないと割り切って通院を続けられていたでしょう。
でも、当時の私は絶望してしまい、通院をやめました。

その後、妊娠後期になっても悪阻は治らず、通院も投薬もしていなかったこともあり、不眠と不安症が悪化していきました。
そして、予定より3週間早く陣痛が来て、出産(陣痛開始から20時間くらいで生まれました👶)

私は完璧な母にならないと!と気合を入れまくってました。
でも、やはり不安が常にあり、産院ではほぼ寝ずに赤ちゃんのお世話をしていました。
家族の前では過剰に振る舞い、素敵なママを演じていました。そして夜、一人になると大号泣していました。
看護師さんにも『一人目なのに、元気で前向きですごいね!』と言われ、そのまま退院しました。

里帰り出産だったので、産後はたくさん実母が助けてくれました。それなのに、助けられてたら一人前じゃない!と決め込み、床上げする前からご飯を作ったり、出産祝いに来てくれた友人をもてなしたりしていました。

そして、産後3週間で里帰り終了。
私は素敵なママ!完璧なママ!と思い込んでいました。

そして、育児ノイローゼになりました。想像つきますよね…こんなの。
完璧主義、真面目、気遣いなどの人はメンタルの病気になりやすいってよく言うじゃないですか?
私は、ぜんぶぜんぶぜーーーんぶ当てはまってるんです。
そして、元々鬱を患っていたこともあり、キャパは想像上以上に小さくなっていた。

そりゃあ、エンスト起こしますよね。当時の私に言ってやりたい。

家事、子供の世話を完璧にこなすよりも大切なことはある。
あなたの価値は、そんなタスクをこなすことにあるのではない。
笑ってないと!子どもも夫も自分も幸せじゃないよー!
家事できてなくても、子供のお世話が上手にできてなくても、夫も子どももあなたのこと嫌にならないよ。
あなたの存在そのものが家族は、大切なんだよ!


自分でこんなんいって寒〜!と思うでしょう?でも、出産から3年経って、何度も家族とぶつかって、倒れてみて、本当にそう思うんです。

家事育児を頑張って、イライラして当たり散らしたり、疲れて泣きじゃくってるときの方が10000倍、本人も見てるの辛いだろうな、と思います。

あの時の私、良く頑張ってたと思うし、相当追い込まれてたと思います。

でも、もっと周りを頼れ!!!


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