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自分は善か悪か

どうも、なんの変哲もないクソガキです。
今日はどうでも良い話をしていきます。

 ついこの間、友人のカメラマンに大学の合格祝いとして一冊の本をもらったんですよ。『君は君の人生の主役になれ』という鳥羽和久さんの本です。
内容としては、学生向けの哲学超入門書的な本です。(大人も十分に楽しめる内容です。)
日頃、人生の指南書的なモノはあまり読まない傾向にあるのですが、読むと楽しいもので現在5周目に差し掛かっています。笑

 その本の第二章「自分独特の世界を生きる」の中で善と悪について書かれています。簡単に言うと「人々は様々な制御があるから悪事を働かないだけで善人ではない。」という内容です。
それを読んだ時、自分自身の人生においての疑問点がはっきりしました。その疑問点とは
「自分のしていることは偽善なのではないか。」というものです。この本を読むことで、この疑問点が今後の人生に重要な気づきであり、この気づきをどう人生に活かしていくか考えるきっかけになりました。きっとこの本を読んでいなければ、この気づきを「まあ、いいか」程度で考えることを放棄していたことでしょう。

 日頃から、LGBTなどマイノリティの方々への差別が騒がれるこの世の中でマイノリティの方々を差別しないことを心がけてきました。しかし、自分が差別をしないのは、マイノリティの方々を差別してはいけないという大衆的な考え方からの制御であり、そこにある自分自身の意思は、差別をしたらダメだからしない程度でした。私1人が差別しないことは、社会に何をもたらすのでしょうか。これは、果たして善なのでしょうか。私は、ただ差別しないことは、偽善であると考えます。差別しないことで、社会は何も変わりません。はたまた、ここで何か策を考え、社会に対し声を上げることは、ある意味の差別なのではないか。この、思考の渦にはまってしまったのです。

※ここからは完全な個人の見解になります※
まだ着地点は、見つかっていません。しかし、今必要なことは、第三者が便乗し声を上げるよりも、見守りながら協力を煽られた時、手を貸すことだと気づきました。

このノートを読んでいただいている皆様方にも、この本を是が非でも読んでいただきたいです。
正解を探す為ではなく、考えるきっかけの為に。

それでは、また。

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