見出し画像

旅するということは

旅行が好きで、新卒で入った会社では旅館で働いていて、当時は毎月のように旅行をしていた。
コロナ禍になってからはその頻度はかなり減ってしまって、直近の旅行は12月に弾丸でふらりと一人旅をした名古屋と出雲大社だった。

だから、この週末の旅行は半年ぶりで。
前泊も加えると4日間、長かったようであっという間の時間だった。

この半年は忙しくて目まぐるしく日々が過ぎていて(止まらずに手を動かす忙しさというよりも、ないものをつくるために毎分毎秒脳みそをフル稼働させてる感覚の忙しさ)、すっかり忘れていたけれど、ああやっぱり旅行が本当に好きなんだなあと思ったので、備忘録的に残します。

✳︎

旅先では、その土地に根付いた食べ物や文化に触れることができる。
見知らぬ誰かが大事に育んできたものやことに触れたり、知らなかったことを知ることができる。
そもそもひとの思いが乗ったものが好きなので、"だから旅行が好きなんだろうな"とこれまではボンヤリ思っていたけれど、それだけではないのかもしれない。

地元の料理を食べて、美味しい!と感じること。
普段見れない景色を見て、美しいなあと心を打たれること。
新しい体験をして、面白いなとワクワクすること。

目の前のもの、ことに集中して感じられるひとつひとつの感情の動きが、とっても心地よかった。
最近の私はどこかずっと焦っていて、不安定で、いろいろなものに追われていて。
そういったしがらみから少しだけ解放されて、
シンプルだけど、ただその時その瞬間の「おいしい」「きれい」「たのしい」という気持ちにどっぷり浸かれるのがとても嬉しかった。

とはいえ今回の旅行は全員初めましてだし(オンラインで会ったことある人は数人いたけれど)、
下っ端中の下っ端なので気を張る瞬間も多少なりともあったし、
なんなら台風でザーザー降りの時間帯も多かったけれど(笑)
だからこそ、ひとつひとつの気持ちが鮮明だったのかなとも思っている。

充足感と心地よい疲労感で帰路につく感覚も、とても久しぶりで。
明日からまた切り替えて頑張ろう!という気持ちより、明日からも小さくてシンプルな心の動きに目を向けて、大事にできる毎日を過ごしたいなと思った。
(そんなこと言っておいて一瞬でバタバタの日常に飲み込まれてしまう気がするけれど笑)

今月は月末にも旅行の予定があるのでとっても楽しみ。
飛行機が無事に空港に着いたので、これでおしまい◎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?