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応援を行動に、つながりに、結果に、【vol.10】 よよよ(小学校講師)「学級経営と子どもの見取り方」

こんにちは!シリーズvol.10です!#Nonameschoolオンラインイベント、本日はよよよさん(小学校講師)による「学級経営と子どもの見取り方」についてでした。仕事の関係でリアルタイムでの参加は叶いませんでしたが、収録動画を見させて頂きましたのでアウトプットします!

講師紹介:よよよさん

今回の登壇者さんは、教員4年目でありながらinstagtramとTwitterでフォロワー7,000人を超えるよよよさん(Twitter@Yoyyoyoyoyo812)です。若手でありながら、がつがつ前に出ていこうという熱量で年間200冊以上本を読み速攻で実践をするという取り組みをずっと続けており、4年目とは思えない力を持っている先生です。

先日登壇してくださったRunさんとの共同著書である「講師2.0」がもうすぐ発売します!!

今日はそんなよよよ先生の教育実践、教育観についてぎゅっとまとめてお話をしてくださったのでご紹介いたします。

これからの先生に必要なこと

▶安定が不安定へ

今の子どもたちに将来やりたいことを聴くと、「Youtuberになりたい」「ライバーになりたい」といった夢を語る子がいます。

私たち大人は、安定がよしとされそこを目指して進んできました。ましてや教員なんてレールを敷かれて安定を生きてきた代表的な職種ですよね。そんな大人がレールがしかれていない世界に飛び込んでいく子どもたちを指導するという構図が学校には存在します。

そのことを踏まえた上で、私たち教育者は子どもたちと向き合っていく必要がありそうですね。

▶意味がないこと→意味がある

少し周りの人と変わっていたり、異なっていたり、そんなちょっと変わっている個性に価値が見出されていきます。本当にここ数年で時代が変わりました。りゅうちぇるさんのような人を素直に素敵だと言える時代になったのです。

教え方がうまい+生き方

そんな時代の変化に合わせてこれからの先生方には、ただ知識や技術を伝えるのが上手いだけではなく、その先生自身の生き方(背中)を魅せていく必要があると話してくれました。

「魅せていく」という言葉の表現にしたのですが、我ながらナイスだなと思っています笑
その先生が伝えるからこそ響くものをたくさん持っていること、溢れ出すことが大事ですよね。

子供との関わりで大切なこと

そんなこれからの先生に必要なことを踏まえた上で、よよよ先生はどのように子どもたちと向き合っているのでしょうか。

よよよ先生が大切にしていることに以下があります。

限りなくハードルを下げる

よよよ先生は体育会系出身で、ばりばりの熱血指導を受けていた立場ですが、目の前の子どもたちにはそれを強いる必要がない。そのギャップを埋めるために意識していることです。まとめると

きてくれるだけでありがとう(心の中に持っておく)
45分座っているのは当たり前じゃない
問題行動は子供らしさ(許しのスタンス)
見栄をはらない(他の先生の軸にぶれても子どもたちのためにならない)
プライドをすてる(かなりふざける)

上記のような意識を持っていることで、子どもたちひとりひとりを受け止め、自分の生き方を魅せられる関係性が育まれるのだと感じました。

特に多くの人が④の見栄をはらないは意識しても難しいだろうなと感じました。どうしても他人軸で生きてしまう人、場面って多いですからね。前提として、その状態をメタ認知できることが大切ですね。そんなきっかけをこのような発信で自分にも周りにも投げ続けていきたいです。

どのように関わるか

では具体的にどのような実践をしているのか話してくれました。年間200冊以上の本を読むよよよ先生、世に出ている実践はあらかたかじっているそうですが(4年目にして。尊敬します。)その中でも以下4つを紹介してくれました(内容は割愛します)。

◎自主学習
◎作家の時間
◎ブロックアワー
◎手書き学級通信

多くの実践を進めているよよよ先生、すごく大事なことを教えてくれました。

誰かを救うと誰かがこぼれる

算数の授業を楽しみにしている子もいれば、苦痛だと感じている子もいる。誰かがやってみたいことは、誰かのやってみたくないことという事実を忘れてはいけません。
つまり、数ある実践も全ての子どもたちにはまるものはないというのです。
褒め言葉のシャワーも合う子も合わない子もいるように、よよよ先生は柔軟な子どもたちに甘えることなく多くのメソッドをゆるやかにつなげることを意識しているそうです。

不登校は目に見える表現として我慢して学校に来ている子ども、抱えている子どもたち、そんな子達にアプローチしていきたいとしてひとつクラスダンジョンの実践について紹介してくれました。

0レベルからSTARTするダンジョンは100レベルのクリアを目指します。
レベルアップする方法はいくつもあり子どもたちの「やってみよう」に合わせて選べます(100マス計算、自主学習、探求すごろく、熟語検定など)

どんどん進めていく子と、遅い子で差はでるけれど、よよよ先生の声掛けもありみんな自分のペースで必ず進めることができているそうです。

わたしも受験勉強のときや、教員採用試験のとき、自分ですごろくをつくって進んだらシールを貼っていくのが楽しかったのを思い出しました。

どんなときだって仕掛けていけ:感想

学級経営は仕掛けの連続だと話してくれたよよよ先生、コロナ渦によってできない。そんなことはないと。こんなときだからこそ、あらゆる視点から切り込めることがたくさんあると。

そんなマインドを持って、子どもたちのために、そして自分のために、日々探求していこう!!そう思える登壇でした。

当段者のよよよさん、主催者のnonameschoolざるさん、参加者のみなさん、今回もありがとうございました。

感謝をこめて!!

応援と感謝の連鎖を広げていきましょう。意義のある資金に使わせて頂きます。