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少年院での教育活動をわたしは知らない

こんにちは!今日は、マイノリティな教育活動の経歴をお持ちの安倍さんが出版されたとのことで書籍レビューを書いてみたいと思います。

私は学校が楽しくて先生になりました。目の前の子どもたちにも同じような体験をしてもらいたいという気持ちで教員として子どもたちと向き合ってきました。

しかし、その環境が少年院ではどうなったでしょうか。法務教官として務めていた安倍さんの著書「塀の中の教室」にはそのリアルな実態が記されています。

子どもたちの表情が変化していくようす。

気合いと根性のヤンキーは減りつつあること。

気持ちの熱源が依存や愛着によるものであること、失ったときのリスク。

非常に鮮明に描かれています。特に、新しい感動や感覚を得て安心した瞬間の表情の変化はとても素敵ですよね。勇気と希望をもらいます。私も教員として、セラピストとしてそんな瞬間をたくさんみてきました。

少年院での教育については、ゴルゴ松本さんの以下の動画が話題になりましたね。

子どもたちは美しい熱源を皆、持っているのにも関わらず、偏見や環境によって教育活動における格差が生まれてしまうことは残念です。

感動する心は持っていても、未来に希望を持つための手法を生み出すためには適切な大人のサポートが必要です。ゴルゴ松本さんの魂の授業を受けて感動したとしても、その感動を自分の人生に当てはめ、オリジナルの人生をカスタマイズしていくのは子供ひとりの力ではできません。

基本的な一般常識や、情報を収集する力、自分の気持ちと言葉を表現し向き合っていく力を身につけていくために、適切なガイドが必要です。自分たちは少年院にいる子どもたちなんだというマインドがどのように影響を受けるのかを想像すると、もっと大人にできることってあるよなと感じます。

ちょうどamazon primeで以下の特集をしていたので先日見ていました。日本とアメリカでは法律が異なりますが、犯罪を犯す少年たちに大人たちがどのように向き合っていくのが最善なのか考えさせられます。

私は知らない

著書の中に少年院で成長していく彼らについて「 関わる大人の数と種類が少ない 」という表現がありました。これを受けて、自分はどうだろうかと考えてみると、私も少年院の中での教育活動の実態を知らないのです。

私たちは自分たちの知る世界で判断し決断しています。ただ自分の知らない世界があったらどんな選択に変わるだろうと。

少年院は悪い子がいくところだ → ???
少年院を出てもろくな生活ができない → ???
少年院では厳しい指導が待っている → ???

安倍さんの本を読み進めることで、新しい価値観が生まれるかもしれません。私は、もっと愛と安心の社会が溢れて、その社会の中で生きていきたいなと改めて強く感じることができました。世界中のひとと安心してハグしたい!素敵な機会と本との出逢いをありがとうございました。

まだ知らない

世界には私の知らないことがまだまだたくさんあります。

セラピストとして感性の学びや喜びを軸に活動したり、モデルやアーティストとして表現活動をしていると、その活動の中核をなすもののほとんどが目に見えない情動的なものであったり、受け手の感覚に委ねるものであります。

セッション中、感覚の共有をよく行うのですが、私は厳かなイメージを感じましたと伝えたときに、クライアントさんは明るいイメージだったり、全然ちがったり、ドハマリシンクロが起きたり、だけどそのときその瞬間だからこそ生み出される言葉や感覚を楽しみにながら波動を上げていきます。

そこに、このクライアントさんは高学歴だから、田舎住みだから・・・とか職業や年齢におけるジャッジはなく、周波数でみていきます。

朝の眠気さ、まどろみ、風の匂い、木のにおい、山のささやき、雲の騒がしさ、緊張感、安心感、高揚感、インターネットの回線、電子レンジ、ウイルス、月の満ち欠け、数秘術、誰かの視線、空気、株価、

私たちは目に見えないものにたくさんの影響を受けて、生活をしています。

仕事もそうです、自分のキャリアの多くが予想しない出来事によって決められていきます。

それなのに、まだ目に見えるものでないと納得しない。できない。を選択して生きづらくなっている人が多いように感じています。もちろんその感覚は人に伝える、理解してもらう、予測するというスキルを育ててくれました。

これからは、「イメージ」と「決める」が大切になってくると考えています。

これからは、表向きは経済格差や教育格差が広がっているようにみえていても、もっと内側の部分では祈りやシンパシーの部分でつながっていくひとたちももっと増えていくのではないでしょうか。

そして、〇〇教育というカテゴライズや、キャリアに対する優劣のない感覚でそのひとのストーリーで何を感じ、何をイメージし、決めていくのかをタイミングで出逢ったお互いによる教育活動でステップアップしていく社会を心から望みました。

多くの子どもたち、そして私を含めて彼らを支える全ての教育者の方が、最善のタイミングでベストな学びに出会え、笑顔溢れる学びの場が溢れますように。


それでは!!


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