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【雑談をしよう】withコロナの学び

こんにちは!分散登校が始まって、今後の授業づくりに課題を感じたり、慌てている先生も多くいるのではないでしょうか。

また企業に務める方でも、今後の仕事の進め方や組織のコミュニケーションのとり方に大きな変化を受けている方もいるかと思います。

【1800人以上が集まった教育オンラインイベント】

宣言解除!とはいっても、第二波があるとかないとか、環境汚染に経済状況の変化、SDGsの実践・・・この状況を踏まえた上で元の生活に戻ることはないと言われていますね。

今回は【学校再開直前〜6月からの授業のあり方〜】というイベントに参加させて頂きました。

教育に関心を持つ方がなんと1800人以上参加された大きなイベントでした。
(いや、これって本当にすんごいことですよね。文字にしてみて1人で鳥肌たってしまいました。)
仕事の関係で第一部には参加できませんでした。第二部からの参加となりましたのでそこで学んだこと、感じたことを中心に共有します。

詰め込んではいけない。これからの教育

多くの登壇者さんが、6月以降遅れを取り戻すためにぎゅうぎゅうに詰め込むような授業展開やイベント、行事の中止をしていくのではないかという課題感を挙げていました。そしてそれは、よくないこと、今後これから何をしていくべきなのかの部分につながる話をしてくれました。

コロナを通じてみえてきたもの

第二部ではおふたりのお話を聴かせていただきました。

一般社団法人こたえのない学校 代表理事 
Learning Creator's Lab主宰
藤原さとさん
学校法人軽井沢風越学園 片岡利允さん

藤原さとさんは、先生向けの研修などを展開しており、昔に記事を投稿した「High tech high(公立チャータースクール)」による研修を東京で運営するといったこともしておられます。こうやって、学びや興味がつながっていくのは嬉しいものですね。

片岡利允さんはシンガーソングライターもしておられる、素敵な先生です。務められている風越学園では先生という言葉は使わず、スタッフとして運営を行っているようです。

コロナの状況下、大切な3つのこと

コロナによって今の状況下、何が枯渇しているのか。以下の3つを挙げて話を展開してくださいました。

◎コミュニケーション
◎ハプニング
◎ユーモア

オンラインMTGや会議がコミュニケーションとなった現在、それらは目的が明確で一見、生産性があがるという長所もありますが刺激がないというデメリットも持ち合わせています。ハプニングがないことは良いことでもありますが、コロナにおけるオンライン化に伴って私たちは刺激(ハプニング)から新しい学びを得てきたことに気づくのです。

ただハプニングを課題と認識して真摯に向き合い続けると、疲弊してしまうため、そこでハプニングを楽しむユーモアが必要になってくるというのです。

雑談をしていこう

そして上の3つをすべて兼ね備えたものが雑談だそうです。風越学園の片岡さんはスタッフ数人と、「やってみたいと思えるチャレンジを100個考えよう」という案についてMTGをしたそうなのですがMTGの8〜9割が雑談で最後10~15分で面白いくらいに100個のチャンレンジが出てきたそうです。

雑談の中では、共通言語としてのコミュニケーションとチャレンジによって起こすハプニングと、思わずやっちゃいたくなるようなユーモアに兼ね合いがあり、そうやって「遊び」「学び」に気づくきっかけを作り出していくことができます。

嫌なことで遊んで、学ぼう

また、印象的だったエピソードとして雨の日のお話をしてくれました。

雨の日、水のしたたる場所にバケツや鍋を置くスタッフ。どうして置いているの?という問いかけに

雨の音を楽しみたいから という応え。

素敵だなと思いました。日常の中にある、ひとつひとつの事象にあそびを感じていく。私が家庭科教育でも大切にしている観点です。雨って憂鬱になったり、あいにくの〜という表現がされがちですが、そんな日に「おもしろさ」「あそび」を発見していく。

コロナも一緒ですよねと、片岡さんは続けてくれました。

いま、「こんなときだからこそ」気付けることがあるんですよね。

感覚がおんなじだ〜と感動していました。(よかったら読んでみてくださいね。)

感想

オンラインの教育イベントに、平日ど真ん中の水曜の夜、1,800人もの人が参加をするというのは本当にものすごいことだと思っています(2回目。)それだけ、これからの教育に課題感を感じている先生方や保護者、そしてSNSが生んだきっかけの連鎖の力というものの価値を感じさせるイベントでした。

もっと救える先生はいる。もっとできることはある。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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