Spring has sprung! (almost)
こんにちは!
日本では桜の便りが届き始めているようですね、ここオランダもやっと長い冬の終わりを感じられるようになってきた今日この頃です。
今月26日のAM2:00からは時計を1時間進めるサマータイムに突入。
日照時間を長くするために導入されているこのシステムに現れているように、暗くて寒くてずっとじっとりとした長い冬を越えた夏の良い気候は本当に本当に一年の中で貴重な時間。
暑すぎず湿度も低く、一番長い時には22時過ぎまでまだ明るくて、お花も咲き乱れて、他の季節とは比較できないほど気持ちよくて、毎年夏が来るたびに、ああ、私、移住してよかったなと心から思います。
サマータイムは廃止されるとかされないとか、という話を耳にしましたが、個人的にはちょっとだけややこしくもこの制度が好きでもあります。
ちなみにどれだけ冬が辛いかというのを少し説明させてもらうと、朝は8時過ぎまで暗くて、そして太陽がてっぺんまで上りきらないうちに16時には真っ暗、そんな感じでちょっと寝過ごそうもんなら1日が終わってしまいます。つまり会社勤めだと大袈裟に言えば光を拝めずに終わるそんな事も。
そして体感ほぼ毎日雨、そして曇り。なので昼間でさえもなんだか薄暗いそんな日が8月くらいからもう始まってしまうのです。
太陽を浴びないことは体に及ぼす影響もかなり大きく、一番よく言われるのは鬱っぽい症状が出やすくなってしまうという事。この時期はサプリメントのビタミンDをとって補うというのは既に常識とも言えるくらいのあるあるとなっています。
そんな感じで、ヨーロッパでの生活では非常に天気に気持ちも行動も左右をされるようになりました。
冬に太陽が見える瞬間を見つけようものなら、なんとしてでも外に出なくては。
夏も、いかに太陽を浴びてこの最高に気持ちいい季節を楽しむか。
寒い冬のホリデーは太陽を求めて気候の良い国に。
そんな感じで太陽に振り回されまくる、もとい太陽の有り難さに感謝をし続ける生活に。でもこれは冗談抜きに、天気がいいだけで「今日はなんていい日なんだろう」、と幸せを心から感じるようになりました。
あとはずっと雨とさっき書いたのだけど、ちょっと日本と違うのは、毎日雨は降ったとしても、一日中降り続けるということは結構稀なので、止んだ瞬間に日用品の買い出しに出かけたり、向こうに雨雲が見えたら(本当に目視できるほど空の色が二色に分かれる)急いで屋根のあるところへ向かったり。よく、イギリス人は傘をささない、と言われるのも、こんなふうにまあ少し凌げば止むから、という感覚からきているところは多いのだろうし、イギリス人に限らず少なくとも西ヨーロッパの人たちはみんなそんな感じという印象です。
日本は自然災害の多さや、夏の殺人的な高温多湿、梅雨のジメジメなど、細かく見ていけばお互い一長一短ではあるのだけど、とにかく日本にいた時は、私は関東出身でずっと関東圏で生活していたことも加わってか日照時間なんて気にしたことなくて、太陽に恵まれた場所だったんだなと気づきました。日本の冬晴れが今となっては幻、そして羨望の眼差し。
そんなことを書いている今、寒くてまた雨が降っている。。
オランダにも三寒四温はあるのか、晴れて暖かくなったと思ったら雪が降ったりとまだまだ一進一退ですが、それでも確実に日が延びてきているのを体感できるのが嬉しい!
もしヨーロッパ旅行を検討するならば、まず夏を第一候補に!といった感じで本日はおしまいです。
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