はじめまして北の大地
3月の終わりに初めて北の大地:北海道へ訪れました。
30年ちょっと生きてきた中で、なぜ今まで行かなかったのか。
そう思えるほど、不思議と自分の中にストン、と馴染んでいくような空気感を感じられて非常に良い旅となりました。
もともとは『king gnu』のツアーファイナル参戦のため、
それを第一の目的とした北海道(主に札幌)遠征の旅としていました。
初めての土地で気持ちがハイになっていることもあるかと思いますが、
久しぶりに「もう帰る日かー惜しいなー」と名残惜しい印象になるくらい、この北の大地に魅了されていました。
会社を半休して、いざ出発!
普段から美術館博物館施設に足を運んでいるのですが、
北海道へ行ったら行かねばならない、やっと来れた夢に見た場所。
『ウポポイ-民族共生象徴空間-』です。
『カムイ』
言葉は知っているけど、どういうものを指すのか、
精神、風土、文化全てが初めて知るものばかりで正直驚きました。
異国の話ではなく、私たちが住んでいる自国の話ということ。
とても苦しい厳しい歴史をたどった展示もあり大変心苦しい気持ちになりました。まだまだ現実に続いている問題でもあり、なかなか言葉では表せません。
知ってからこそより魅了される、
そして多くの人に知ってもらいたいものがこの場所にはあります。
そしてとてもおすすめしたいのが、
体験文化交流ホールで上演される伝統芸能です。
泣ける、伝統芸能上演です。このような感動の仕方があるんですね。
この日は朝イチでウポポイへ訪れたこともあり、
心身共にまっさらな状態でアイヌについてたくさんのことを吸収することが出来ました。
また、空気が澄んで遠くの峰々や渡り鳥が飛んで行く様子など非常に空気が澄んだ状態を満喫できたので、訪問は午前中がおすすめかもしれません。
そして、この旅のきっかけをつくってくれたライブへいざ参戦。
さて、翌日は北海道の鎮守の森へ。
雪国で生まれ育った人にとっては当たり前の光景かもしれませんが、
関東平野で生まれ育った私にとって、北の大地の光景はもはや異国。
次々とはじめましてのことに出くわし、終始魅了されっぱなしの旅となりました。
それなのに、この空気感が自然と自分の中に溶け込んでいく感覚はとても不思議な気持ちでした。もしかすると、かつて私の母が北海道を放浪していたことの遺伝的なものが反応しているのでしょうか…(そう思うことにしておきます笑)
これで北海道を知った気になってはいけないなと思います。
むしろまた来なければならない、そんな使命をも感じています。
旅に行くたびに痛感することですが、
同じ日本でも知らない風土や文化、伝統がたくさんあります。
まだ見ぬ土地へこれからも旅を続けたいと思います!
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