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傘を忘れたことに、意味があるのなら

おはようございます。あやかです。
4/25(月)、超がつくほどの晴天でしたね。外出先では半袖の方を多く見かけましたし、ノースリーブの方もちらほらいらっしゃいました。友達が「夏だ」と言っていたので、「春です」と訂正はしましたが、あれは普通に夏でした。

さて、今日は、傘を忘れたお話です。

14歳のときから持っていた傘

こちらの傘、なんと6年間もの間!!長きにわたって、紛失等一切なく側にいてくれた相棒でした。
青空が描かれた傘の内側。
関ジャニ∞の楽曲pv内(なんの曲だったっけ…?!)にて使用されていた傘とほぼ同じものを、父に買ってもらいました。確か何かの節目にねだったような…
当時中2だったでしょうか、あの頃の私は関ジャニ∞が大好きでしたから、こういったわかる人にしかわからないような粋な芸事みたいなのが楽しくて仕方ありませんでした。
傘の値段はおそらく4000円前後。傘にしては高いですが、どんな強風にも耐えましたし、とにかく空模様の傘は気分をアップさせてくれるということで、長い間大切にしていました。

たびたび学校内(外出先)で傘をなくす…みたいなことがあったのですが、必ず私の元に帰ってくるんですよね。大切にしてたからか、そういう念のような力がものにも伝わっていたとしか思えないほどの発見率。

そんな傘を、先日レストランに忘れてしまいました
一緒にいた人は、「戻って取りに行く?」と言ってくれましたが、そのあとも続けて予定があったのと、雨はすでに止んでいたということから、「時間ギリギリですし、大丈夫です。また買います」と断りました。
「あの傘、大事にしてたよね」と言ってくれたその方は、私のことをよく見てくださってるなと心から感じました。
忘れた場所がわかるなら、取りに行けばいいのに…と思う方が大半でしょう。正直、私もそう思います。

考え方が変わったのは、帰宅した後のこと。
傘を置いてきてしまった旨を、母に話しました。すると母は言いました。

「傘は、あやちゃんを離れる時期だったんだろうね。
あやちゃんも、その傘を手放すべきだったんだよ」
出典:私のお母さん

「そういう考え方があるのか」と思いました。
ものに感情があるかどうかは別ですが、少なくとも「手放すべき時期」みたいなものは、何に対してもあるものだと思うので、納得しました。
長年、雨の日の私を見守ってくれた傘ですから、これからもよろしくねとは思っていたのですが、「これからは、いまのあなたの目に入って輝くもの、気に入ったものを買いなさいね」と傘に言われてる気がしました。

私は、いま、何が気に入るんでしょうか。


そんなこんなで、おととい新しい傘を買いました。
働いたお金で買いました。
オーロラ色の、紫の傘です。ひと目見て「素敵!」と思いました。まさに今気に入っているものです。
雨は憂鬱ですが、早くさしたい。

人生は選択の連続と言いますが、選び選ばれという全ての意味を込めた「選択の連続」という言葉なんでしょうね。


傘を忘れたことに意味があるのなら、人生は今よりもう少しだけ愛に満ちている気がします。

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