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日常や感情を切り取って書く練習。新マガジン「文章スケッチ帖」を作ってみた

創作やエッセイの文章って、上手い・下手の前に、書くか書かないかの壁がある。書きたいけど書き出せない、書くことが思い浮かばないって悩みは誰にでもあるだろう。

少し前に見かけたツイートで「絵が上手くなったらSNSにあげよう、といっていた友人の絵をついにSNSで見ることはなく、最近は描くことも止めてしまったみたいだ」というのが印象に残っていて、物書きにも通じるところがあるなと思った。

noteにしろ、twitterにしろ、なぜ自分で書く(描く)ことへのハードルを高くしてしまうんだろう。みんながふと思ったことを、自由につぶやける場所。こんなに書き続けるのに最適な場所はないと思うんだけど。

文章を書くことは筋トレやスポーツと一緒だと、何かの本で読んだ。“日々続ける”を欠かさないこと。書くほど上手くなる、というより、自分の型が見つかってくる。そうすると、もっと書くのが楽しくなる。書くという一歩先の次元(内容とか)に集中することができる。

そんなことをつらつら書いていたある日のモーニングページで、“文章スケッチ帖”という言葉をひらめいた。絵と同じく何枚でもスケッチすること、文章だって瞬発力をもって、目の前のものをさらさらと書き留める練習が必要だと思うのだ。人に読ませるためのものではないのだけど、自分のモーニングページから一部抜粋する。

感情ってナマモノだから。あとからと思っても、どうでもよくなっちゃう。あとになるほど書かないし、書いてもなんか…って思いがち。ラフ画でいいから、かきました、こう思いました、浮かびました! ってのを、書き上げて公開してしまうのがいいんだろう。

新マガジン“文章スケッチ帖”では、とにかく感情の鮮度を重視した記事をまとめていく。すでに作成している「書くこと」「朝の過ごし方」「食」「読書」などのマガジンと重複するものもあるはず。だけど、こうして自分の書きたいテーマが絞られてくるほど、何でも書いていいのだということを改めて文章スケッチ帖で思い出したい。

ひとまず2022年に入ってナマの感情をそのまま書いたなあと思う記事を追加してみた。

∇コメディファンタジー映画、と思っていたら、意外と自分好みの不穏さを発見した話

∇SEO記事にもの申す、って気持ちでばばばっと書き上げた記事

∇紙製のショッピング袋で作ったブックカバーが可愛すぎてうきうきしていたら思い出したこと

∇作詞家松本隆さんの創作に関する言葉を読んではっとしたこと

などなど。まあnoteに書くこと全部、基本は練習スケッチという気持ちはあるけれど。うまいこと活用したもの勝ちだと思います。

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