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メディテーション(瞑想)でウィンター・ブルーを乗りきる

日が短くなるにつれて、気分の落ち込みやこれまでのルーティンを続けるのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。季節や環境の変化に順応するのは、現代人にとっても容易ではありません。気温の低下や日照時間の減少による「Winter Blues」に負けないために、秋〜冬はマインドフルネスやメディテーションを実践するのに最適な季節です。

1990年代に心理学者によって名づけられた「Intolerant of Uncertainty」という人間の特性があります。この傾向の強い人々は、予期せぬ環境の変化や先の不確実性に対して特にストレスを感じやすいと考えられていますが、その不快感を避けたり抵抗しようとすると悪循環を招いてしまいます。マインドフルネスは、客観的にその不確実性や変化を観察し、不快感を受け入れ、身を委ねることを助けます。

また、メディテーションを通して心身の調子を整えたり、セルフ・アウェアネス(自己認識能力)を高めることも非常に効果的です。メディテーションに正しい方法・間違った方法というのは存在しませんが、その瞬間に100%集中できていることが大切です。以下に挙げるメディテーションの効果は、科学的にも実証されています。

・ストレス軽減
・不安や気分の落ち込みのコントロール
・血圧上昇の抑制
・免疫力の向上
・衝動的行動のコントロール
・記憶力の向上
・睡眠の質の向上

メディテーショグループやクラスに参加するほか、まずはスマートフォンアプリを使ってみるのもおすすめです。マインドフルネスメディテーションアプリの需要は世界的に急拡大しており、2021年に11億ドルであった市場規模は、2030年までに68億ドルを超えると予想されています。これは44.5%以上ののCAGR(年平均成長率)にあたります。パンデミックで人気を呼んだHeadspaceや、日本語にも対応しているCalmといったアプリでは、10分ほどのプログラムから気軽にメディテーションを体験できます。


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