AYDEA

AYDEAは、米国と日本を拠点にグローバルな文化の架け橋となる クリエイティブカンパニ…

AYDEA

AYDEAは、米国と日本を拠点にグローバルな文化の架け橋となる クリエイティブカンパニーです。 グローバルな視野を通して世の中の動きを考察していくAYDEAがお届けするnoteです。 https://www.aydea.co/

最近の記事

2023 トレンド予測(ウェルネス)

2022年は、音楽やフードだけでなくウェルネスにおいてもTikTok発のトレンドが話題となりました。 自分が感謝している物事、達成したい目標、自分自身がいかにホットで魅力的であるかの3点だけを考えながらウォーキングをする「Hot girl walk」のように、自己肯定感を高めるトレンドが生まれた一方で、睡眠導入作用のある風邪薬で鶏肉を調理した「Sleepy chicken」など、大きな危険を伴う投稿の拡散も多く見られました。口腔内状態を改善するため睡眠時にテープで口を閉じて

    • AYDEAより 新年のご挨拶

      新年あけましておめでとうございます。 旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。 2022年は、コロナからの回復が本格化と共にようやくニューノーマルが定着し、ニューヨークやロサンゼルス、ロンドンを始め、東京もコロナ前と変わらないほどの経済活動が戻ってきました。弊社もアメリカと日本市場への進出を支援させていただく側として、日本の食材プロモーションからファッション業界のコンテンツ制作、ダイバーシティ戦略からクリエイティブのコンサルティングまで、幅広いプロジェクトに携わら

      • 2023 トレンド予測(フード/ドリンク)

        2022年を振り返ると、パンデミックの収束により自宅で楽しむ食文化からレストランなどでのダイニング体験へのシフトが見られたと同時に、TikTokから火が付いた魚の缶詰やバターボードがトレンド化するなど、食においてもソーシャルメディアの影響力を強く実感した1年でした。その一方で、ウェルネスへの関心はより高まり、2023年は「発酵(fermentaion)」が最も重要なキーワードの1つになると予想されています。 発酵技術は、古代から食品の生産に利用されてきました。微生物(乳酸菌

        • 2023 トレンド予測(CX/サービス)

          2022年はインフレや景気後退への懸念により、多くの企業が困難や岐路に直面する1年となりました。米Fitch Ratingsのレポートによると、インフレの一方でアメリカ国内の消費支出の伸びは2023年に減少すると予想されています。必要不可欠でない支出は減少し、体験型サービスや高い価値を求める消費者に対して、ブランドや企業は理解を示し、進化を遂げ、将来のための関係構築が重要となります。そのような状況下で、2023年、カスタマーエクスペリエンスはどう変化していくのでしょうか。

        2023 トレンド予測(ウェルネス)

          The Art of Omakase:120年にわたるアメリカでの寿司の遷移

          Omakase(おまかせ)は、emoji(絵文字)やIkigai(生きがい)のように世界で使われる日本語の一つです。アメリカ版「食べログ」ともいわれるグルメサイト「yelp」には、ニューヨーク市だけで約200件ものOmakaseレストランが登録されています。 アメリカ国内における寿司の歴史は、1900年代初頭まで遡ります。Megan Howord著「Sushi Cookbook」によると、1904年のLos Angeles Herald紙には、すでに寿司がパーティー等で出さ

          The Art of Omakase:120年にわたるアメリカでの寿司の遷移

          Z世代〜ミレニアル世代が選ぶ、新しいかたちのアルコール/ノンアルコール・ドリンク

          2010年代後半以降、米国でもハードセルツァー(アルコール入り炭酸水)の人気が高まっていますが、特に健康志向が高いZ世代やミレニアル世代にとって、ビールやワインに代わるまた新たなオプションも増えています。20代〜30代を中心にパーティーや週末のドリンクとして注目されている商品をご紹介します。 ①Kin Euphorics ノンアルコールでありながら、お酒を飲んだ時のような気分の高まりが得られるオルタナティブ・スピリッツ。古くから続く社交でもある「お酒を飲む」をいう行為を、

          Z世代〜ミレニアル世代が選ぶ、新しいかたちのアルコール/ノンアルコール・ドリンク

          メディテーション(瞑想)でウィンター・ブルーを乗りきる

          日が短くなるにつれて、気分の落ち込みやこれまでのルーティンを続けるのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。季節や環境の変化に順応するのは、現代人にとっても容易ではありません。気温の低下や日照時間の減少による「Winter Blues」に負けないために、秋〜冬はマインドフルネスやメディテーションを実践するのに最適な季節です。 1990年代に心理学者によって名づけられた「Intolerant of Uncertainty」という人間の特性があります。この傾向の強い人々は

          メディテーション(瞑想)でウィンター・ブルーを乗りきる

          Z世代〜ミレニアル世代が支持するのは、最も健康的なドリンク「水」

          マーケットリサーチ会社The Business Research Companyの報告書「Flavored Water Global Market Report 2022」によると、フレーバーウォーター市場は2026年には349.7億ドルまで伸びると予想され、約8.3%の年平均成長率が見込まれています。 なぜ今「水」が注目されるのでしょうか?体に良いだけではない、若い世代を中心に人気を集めている新たな飲料水ブランドをご紹介します。 ①Liquid Death 「みんなを

          Z世代〜ミレニアル世代が支持するのは、最も健康的なドリンク「水」

          Web3進出を牽引するラグジュアリー・ブランド:ファッション × メタバース②

          この数ヶ月間における暗号資産の下落や取引所の破綻により、私たちは次世代のインターネット・テクノロジーの現実的なリスクを実感することになりましたが、Web3の技術的価値と潜在的な社会への影響力は変わることなく、あらゆる産業でテクノロジーの応用が進んでいます。Bloombergの調査によると、メタバース市場は2020年の4787億ドルから2024年には7833億ドルに達すると予測されており、ファッション業界も多くのブランドがその購買行動との親和性の高さや若い世代へのアプローチを理

          Web3進出を牽引するラグジュアリー・ブランド:ファッション × メタバース②

          急速に拡大するメタバース市場:ファッション × メタバース①

          McKinsey & Companyのレポートによると、メタバースの市場価値は2030年までに5兆ドル近くまで成長すると予測されており、すでに企業にとっては無視できない存在です。注目すべきは、79%のアクティブユーザーがメタバース内での購買行動を経験している点で、メタバースとEコマースの相性の良さは既に明らかとなっています。 特にファッション業界はメタバースへのシフトの最前線にいます。Technavioのレポートによると、メタバースにおけるファッションのマーケット規模は、2

          急速に拡大するメタバース市場:ファッション × メタバース①

          ワインもサステナブルを選ぶ時代に

          有機栽培されたブドウで作られたオーガニックワインやビオワインは日本でも人気ですが、いま世界ではサステナブルワインが注目されています。 サステナブルワインとは、ブドウの栽培方法やワインの製造工程でだけでなく、地球環境や地域のコミュニティ、働く人々に対しても「サステナブル」=「持続可能な」発展のために責任をもって作られたワインです。 Forbes誌の記事「5 Things To Look For When A Wine Claims To Be ‘Sustainable’」に

          ワインもサステナブルを選ぶ時代に

          世界中からビジネスリーダーが集まる招待制イベント「Summit」

          2008年、当時20代前半であった4人の仲間たちが同世代の起業家やビジネスパーソンらを招待して始めた互助コミュニティ構築のためのイベントが、わずか数年後にはWall Street Journalにて「the top 5 CEO conferences catering to the world’s power players(世界の一流ビジネスパーソンのためのCEOカンファレンス トップ5)」のひとつとして紹介され、現在では世界中から1万人以上のビジネスリーダーやアクティビテ

          世界中からビジネスリーダーが集まる招待制イベント「Summit」

          海洋を守るために企業や生活者ができること

          6月5日の世界環境デーや、6月8日の世界海洋デー(”World Ocean Day”)など、6月は特に環境汚染の事を考えさせられるイベントが多い。地球の70%を海が覆い、地球上の酸素供給の50%は海から来ていると言われている。言うまでもなく、海は生態系の重要な役割を果たしており、その海洋が人々や企業活動によって排出するごみなどで危機的な状態に陥っている事を認識し、それらを守るための活動に繋げる気づきとなるのがこの世界海洋デーである。- Text by Miho Tabaru

          海洋を守るために企業や生活者ができること

          消費者のマインドセットも激変! ポストコロナの美容トレンドはどこへ向かう?

          アメリカは世界的に見てもワクチンの接種が順調に進み、ニューヨーク市では18歳以上の約70%が第一回目のワクチンを打ち終わったというデータが出ているほか、全米25州の成人の半分がワクチン接種が完了したと言われています。これによりワクチン接種完了者は公共の場でのマスク着用の義務がなくなるほか、6フィート(約1.8メートル)のソーシャルディスタンシングが不要となります。最近は気候も暖かくなり、ニューヨークの街中を歩いているとマスクをしない人々が行き交い、国内から観光客が戻ってきた様

          消費者のマインドセットも激変! ポストコロナの美容トレンドはどこへ向かう?

          JAPAN CH BRIDGE : Clubhouse タウンホール日本語解説 5.23

          毎週月曜日午前8時のタウンホール・ブリッジでは、Clubhouseのクリエーターを招いて、創業者によるタウンホールの解説やコミュニティ構築のコツを共有しています! AYDEAチームによる今週のClubhouseの日本語解説はこちら!- 翻訳 by Chisa Harrison & Meiko Otawa 先週のClubhouseのハイライト今週はAndroidのグローバル展開に伴い、世界中から人々が集まり大変な盛り上がりを見せた。ブラジル、インド、日本をはじめ、世界各国で

          JAPAN CH BRIDGE : Clubhouse タウンホール日本語解説 5.23

          容器再利用プラットフォームLOOP(ループ)の可能性 - 日米比較-

          日本ローンチが数か月も予定より遅れていたLoop(ループ)*が、今月25日からECとイオン17店舗でスタートする。 米国ではすでに2019年から同プラットフォームが開始されており、現時点では洗剤やシャンプー、ナッツ類などの販売を中心に、オンライン販売で113点の商品が展開されている(5月21日現在)。筆者は、この取り組みに関して実は日本が米国よりも拡大していくのではないか?と期待している。- by Miho Tabaru *Loop(ループ)とは、従来、使い捨てされていた

          容器再利用プラットフォームLOOP(ループ)の可能性 - 日米比較-