さすらい
奥田民生さんの さすらいという曲
私は大家族番組が好きで
ビックダディのテーマ曲?だったので
さすらいを聞くと
懐かしい気持ちになります。
そもそもさすらいって言葉の意味は放浪、
放浪は「あてもなくさまようこと」
奥田民生さんはどういう意図で
この曲を書いたか分からないけれど
私なりの解釈を書きたくなって
noteを開きました。
目的を決めていない旅って、わかりやすく
放浪な気がしていて。
これらが私は人生と重なって聞こえました。
ビックダディの大家族物語に
さすらいの曲が入ることで
あてもなく進むことで見えた景色や
トラブルを超えることで深まる絆、
何が起こるかわからないことも人生だよな
と教えてもらっているようです。
私の感じている違和感を表現してくれていて
こういうことってしがちだよなを
ただ眺める、そんな自分もいるよね、って
気持ちにさせてくれる部分があって、
それが1番の歌詞なんですが。
****
周りはさすらわぬ人ばっか
少し気になった
風の先の終わりを見ていたらこうなった
雲の形を間に受けてしまった
****
この部分です。
大人になるにつれて夢があることがいいことで
進路があることがいいことで
目的を持っていることがかっこいい
みたいに見えがちだと思うんです。
でも、ただ歩いてたって、いいよね。
ただ流れてたって、いいよね。
そして流れ着いたところが
私だって、あなただって、面白いよな。
こうして、ああして、と決めずに
風と歩いていたらこんなところに
たどり着いたんだ、って人生もいいよね。
そんな人生もありだよな、って思った時に
ああ、色んな人の色んな形を、世の中の定義を
真面目に聞きすぎたな、真剣に捉えてたな、
もう少し力を抜いてもよかったかもな、
って、丸ごと
そんな自分もいたよな、の頷きがついてくる。
改めて、どんどん固くなる頭を溶かしてくれる
歌詞だなって思います。
旅のことを書いているのだと思うけれど、
私自身の経験にふらり現れて
ふぅ〜っと息を吐きながら
さりげなくポンって余白みたいなものを
置いていってくれた感じがして、
今、ゆるくじわりと、染みてる曲なわけです。
私は、自分を何かに当てはめることで
安心を得ているし、それが力や個性を
制限する可能性もあるんだよ、って
気付いていなかったから、
みんなと同じで
みんなと並んで
どこかで窮屈なのにそれがいい、
と思ってる
今なら、
みんな、から
外れてもひとりになるわけではないし
だからといって
そういう定義や決まりや当てはめを
持っていてもいいなって。
そう思うし、
たどり着くところを楽しみに
生きてもいいかもなって。
そう思っています。
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