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【HSS型HSP】【うつ】自己肯定感と存在価値について

こんにちは。
HSS型HSPのえる◎です。
現在うつで休職し約半年ほどです。

今日は自己肯定感が高いと思っていた私が
なぜうつになったかを少し振り返ります。

重い話なので、こころに元気がない方は読むのがつらいかもしれません。

自己肯定感が高い≠プライドが高い

いわゆるうつになりやすい人、であがる条件は

・真面目
・完璧主義
・責任感が強い
・自己肯定感が低い

などですね。
私はこれ、大学の心理学の授業で精神病の種類などを学んだ時、

「全然当てはまらないから私はうつには無縁だな」

と、本当に思いました。

うつを診断するテスト項目も、自分がうつ状態になる前から知っていましたが、
「私は死にたいと思ってないから大丈夫」
と思っていました。

ただ、うつになりやすい性質の中に
・プライドが高い
と記載があるものを見た時、すべてに合点がいきました。

「私は今まで頑張ってきてなんでもなんとかなったんだからこれでいいはずがない」

と、自分の苦しい状況の時にその現状を受け入れられず、もがいてしまいます。その様は他者から見たら「完璧主義」であり「真面目」であり「責任感が強い」かもしれません。

自己肯定感が高いと思っていたのは、「頑張ればいろいろできるすごい自分」が好きなのであって、それはプライドが高いということ。

「失敗してしまうありのままの自分」が嫌いなのは、自己肯定感が低い、ということだったのです。

どちらかというと、
私はプライドが高い=自己肯定感が低いだったのです。

家庭は守りたい、でも会社にとって私の存在価値なんてない、と感じていた

そんな自己肯定感の低い私ですが、
愛する息子と、愛する夫と、家族たちのために、どんなに疲れ果てていても私は死にたいとは思ったことはありませんでした。
私がいないと物理的に家庭は回りません。

私は「家庭には自分が必要とされている自信」がありました。どんなにポンコツだとしても、息子をお世話する人がいなくなってしまうよりはマシだからです。
家庭には私の存在価値があります。
また、逆にマクロな視点でも、「少子高齢化社会の日本で子を産んで育児中の人」はそれだけで存在価値があると思えました。(逆に子どもを持たない人の存在価値が下がると思っているわけではありません。)

では会社から見たら?
息子の都合でよく休んだり遅れてきたり。
電話仕事もあまり実績が上がらない。
そのくせ、変に気を回して色々雑務をし空回り。

「ああ私会社での存在価値ないなあ」と思っていました。

「この仕事向いてないなあ、転職しよ!」という思考回路なら病まなかったかもしれません。

そんな折、息子のイヤイヤ期が始まり、お互いHSPである私と息子は大爆発。
こだわり派で服やコップ、食べ物飲み物、ちょっとでも違うとギャーン。
怒る息子に私が怒り、お互いエスカレート。ストレスマックス。
そんな中息子が「ママきらい!!」と言うようになり。
私の家庭での存在価値も揺らぎ始めます。

勿論息子が私のことを本当に嫌いなはずはないのですが、わかっていても言葉はチクチク刺さります。毎日毎日何度も何度も。
夫は勤務地が遠くなってしまい、平日は息子が起きてから寝るまでワンオペ。

オムツ替えない、この服きらい、ストローがいい、おにぎりじゃない、この靴下じゃない、このくつきらい、ベビーカーきらい。
などなど…を乗り越えて登園するだけで疲れ果て。
かわいい息子に毎日怒っている私に自己嫌悪し。
朝起きると体が鉛のように重くて、肩こり腰痛はもちろん、普段ない頭痛もずっとあって。
ただただ「このままではダメだ」という焦りに頭が支配され、思考が回らない。
こういう性格なんでそれでも思考し続ける。しかしいい案が何も浮かばない。

ある日「これから電車に乗るの、無理だな」
と感じ、足が駅のほうに動かず。仕事を休みます。

そこで自分の異変を認め、以前価値観の似ている先輩から話を聞いて心に留めていたメンタルの病院や薬のことを思い出し。
受診した近所のメンタルクリニックでうつの診断を受けました。

うつは複数の要因が重なって起こる

クリニックの先生に言われた言葉です。

私の場合は、

  • 息子の育児の負担増(イヤイヤ期)

  • 登園時間、通勤電車の時間に間に合わないなどの焦り

  • 仕事内容がミスマッチ

  • 仕事環境がミスマッチ

  • 2人目が欲しいという焦り

  • 自宅を購入したいという焦り

  • 自分がHSS型HSPだと自覚した

  • 肉体疲労が取れない

  • 小学生以来の蕁麻疹が突然出始めた

  • 足の筋肉を傷めた

というあたりです。
私が思う「普通の母」「理想の生活」から遠ざかっているのが耐えられなかったというか。

1番辛い時にHSS型HSPだと気付いてしまった

職場は0歳〜小学生まで子育て中のママが多く、その中では私は1番年下でした。みんな、もちろん体調不良で休んだりはするけど、
仕事辛い、育児辛いって言ったりはするけど、
ちゃんとやってるんですよね。

「みんな頑張ってるんだから私も頑張ろう」
が、徐々に

「みんな出来てるのにどうして私はこんなに出来ないんだろう」

に変わります。
息子の個性が出てきたため、いろいろ検索していると、HSP(HSC)にたどり着き。

あれ…私もこれだ…となり。
繊細な息子を、繊細な私が育てている、だから大変なんだ。
しかも、おそらく私も息子も、マイノリティのHSS型HSPなんだ。
と思った瞬間、もう頑張れなくなってしまいました。

うまくできない不器用な今の自分を認めていきたい

現在はうつは落ち着いてきており、自分の快適な環境で働けるようになるべく、模索中です。

自分のことをよくわかっている、自己分析大好きマンだと思っていたのに、休職してから自分を見つめなおすとたくさん発見があります。

誰に褒められなくても、認められなくても、ありのままの私をまずは受け入れられるように。

かわいい息子と日々格闘しながら、自分のことも大切にしていきたいです。




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