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10代の自分に言いたいこと

大人になったら運動神経とかどうでもいい

中高で柔道や体育の授業があったけど私は運動神経が悪いので、特に柔道は大嫌いだった。体育はたまにはリフレッシュになったけど、通知簿では常に3...。クラブ活動はソフトテニス部に入っていたけど、もちろん試合で勝つことはほとんどなかった。もっと運動神経があったらなぁっていつも考えていた。そういうコンプレックスがあったせいか、私が中高時代に好きだった男子はバスケ部のキャプテンやサッカー部のキャプテン。でも大人になって好きになった男性の運動神経が良かったどうかなんて知らないし気にしたこともない。今は健康やリフレッシュのためにエクササイズしてて、10代の頃あんなにコンプレックスに感じてた自分がバカみたい。運動は楽しむためにあるって大人になってから気づいた。

1年の遅れなんて関係ない

大学に入ったとき、誰が浪人か現役かについてクラスメイトはすごく敏感になってた。2浪の人がいたら、あいつ2浪らしい、みたいな話もしてた。でも就活のときや会社入ってから、誰が浪人かなんて誰も知らないし、人生において数年遅れることはザラにある。就活浪人、留学、転職、産休育休、等々、それらに対して誰もマイナス点はつけない。もし、今浪人している人、現役で合格したことにあぐらをかいている人がいたら、もっと俯瞰的に捉えてほしい。

学歴が全てではない

高校生の頃、東大に合格しなかったら私の人生終わりだ、くらいに考えて必死に勉強していた。そして東大に合格した後、私は東大生だから大丈夫と思って特に将来のことも真剣に考えずに、目先のバイトだけする大学生活を送ってしまった。そして就活、仕事でこれをしたいという具体的な目標もなく周りに流されるまま大手企業に応募して、唯一内定のもらえた会社で働くことにしたが、その会社で働き続ける将来が見えず退職。人生二度目の就活、プログラマーになるべくIT企業に応募するが全くの未経験であったため全然内定をもらうことができなかった。現在はカナダでプログラマーをしているが、どの大学出身か聞かれたことは一度もない。

つまり私が言いたいのはいい大学に出ていても、新卒で自分の行きたい会社に就職できるとも限らないし、自分のつきたい職種につけるとも限らない。当たり前のことだけど当時の私は意識してなかった。高校時代の猛勉強のおかげで良いスタート時点に立てたはずなのに、仕事において私の学歴が活かされることはなかった。

勉強以外にも色々試していい

上記にも書いたように中高時代の私は勉強一筋だった。バイトもしたことがなかったし、趣味もなかったし、友達と遊ぶこともまれだった。毎日夕方までは学校、その後は塾、週末も塾か図書館にこもって勉強する日々を過ごしていた。大学に合格したことは人生におけるハイライトになったけど、大学入学後、なにも目標がなかった。特にしたいこともなかったし、だからといって飲み会に参加するのも気乗りしなかった。それでもバイトを続けてお金を貯めて大学後半には海外旅行に行けた。それから海外が好きだとわかって英語を勉強し始めたり、社会人になってからも毎年海外旅行に行った。そして外国人と生活するシェアハウスに引っ越したり、職種も銀行員からプログラマーに転向した。そしてカナダに留学した。

自分の好きなことがわかってからは人生の舵を取れたような気がした。職種選択や留学したのは普通の人より遅かったかも知れないけど、全て自分の選択した道で大学時代の浮遊した人生とは違ってちゃんと生きている気がする。今になって思うのは、もし10代に好きなことを見つけていたら勉強よりも全然そっちを優先していい。だから中学生でも高校生でも色んな機会を見逃さずに色々と挑戦して自分にとって大切なことを見つけてほしい。自分の人生を彩るものを持っている人は強い。

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