ヨガの練習者でない人々に、ヨガの話をしました

2018:8:12の記録

以前に写真1枚だけぺろっと載せました、お盆のお寺企画でのこと。

いつも #お寺でゆったりヨガ をやらせてもらってる #たきみ山清通寺 さんにて、檀家さん向けのお盆行事が行われ、毎年講師を替えて行う健康をテーマとした時間枠をいただきました。


行事の合間のリフレッシュタイムだと勘違いして請け負ったこのお話は、90分ほどの半分以上トークな枠でした。準備から本番に至るまで、学びとしても、精神的にも、かえがたい経験をさせていただきました。

台本ではないけれど、目次的レジュメを用意してのぞんだ90分はやっぱりレジュメどおりには行かないことの連続。話し続ける自信がなかったので、半分以上は呼吸と簡単な動きを…と考えていましたが、猛暑のなか扇風機だけの本堂できっちり並べられた椅子に座る皆様、しかも人生の大先輩な方も多数、座ったままやれる動きも限られ、かと言って立ち上がり動きすぎても暑くて辛い。膝が痛い人もいる。呼吸法もやり過ぎるとのぼせる。

という訳で結局、動きや呼吸法もしつつ、大部分がトークになったのでした。


途中頭が真っ白になっても何かしら出てくるように、台本を作るよりもとにかく知識を入れて行った準備が良かったのか、組み立てや順番に脈絡をもたせられたか甚だ疑問はあれど、なんとか臨機応変に色んなお話をさせていただいた、と思います。

必死の90分、なかば記憶は飛び、こんな機会に恵まれはしたものの、得た経験を活かせる日は…欲しいけど果たして機会はあるのだろうか?…と思っていましたが。

いつもの担当クラスをするなかで、前より喋ることが自分にとって少し楽になっている気がして。頭では次に話すことを考えながら口では今伝えたいことを言う、という作業が以前に比べてかなりスムーズにできるように(当社比)なりました。思わぬ産物。

やはり、何にせよ筋トレですね。負荷を上げたことをすれば、それだけ自分も向上する。99%プラクティス1%セオリー、全くもって、なるほどです。

お寺行事の最後には、皆さんに協力してもらって椅子をどかして、肩寄せあってシャバアーサナしました。

スースー寝てる方もいらっしゃって、日常ではこんなふうに大勢の皆さんで横になることなんて他に無いけど、少しはリラックスしていただけたかなと、嬉しかったのでした。





ヨガの歴史や哲学を、難しく話すのは簡単です。何故なら、それそのものが難しいからです。
難しいことを、いかに簡単に話すかをいつも考えます。

多くの人は、修行者では無く日常を生きているけれど、どんな人の人生・生活にも役に立つ要素がヨガにはたくさんあって、例えアーサナ(ポーズ)を練習するヨガをしないとしても、それを日常のヒントにしていけるような発信をしたい。ヨガの奥深くではなく、私はいつも入口に立っていたい。もっともっと勉強したうえで、そうありたいと思います。

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