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伝統野菜『佐久古太きゅうり』

『伝統野菜』って、なんだ???
そんなときは、検索してみると

伝統野菜の定義
伝統野菜には、特に明確な定義はなく、主に日本各地で古くから栽培されてきた地方野菜のことを言います。農林水産省のホームページでは、伝統野菜を「その土地で古くから作られてきたもので、 採種を繰り返していく中で、その土地の気候風土にあった野菜として確立されてきたもの」と説明しています。

伝統野菜の基準
近頃は、全国的に伝統野菜の復活をめざす動きが広がっており、
各都道府県がそれぞれ独自に基準を設け、伝統野菜や地域野菜として選定しています。その基準は、「江戸時代から」といったものや、「戦前から」、「30年以上前から」、「50年には栽培」、「100年以上前から」などバラつきがあり、中には「古くから」というだけのザックリとした基準の地域もあります。いずれにせよ、長い年月をかけてその土地になじみ、定着したものが伝統野菜というわけです。
それぞれの野菜がどれぐらいの時間で、その土地の気候風土に適して固定化するのかは、品目それぞれなので、このあたりの緩い基準は伝統野菜・地域野菜らしさです。


なるほどー。
定義は若干曖昧ではあるけれど、伝統野菜の復活をめざす動きが広がっているのか。

さて、今日はそんな伝統野菜の中で出会った『佐久古太(さくこだい)きゅうり』です

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佐久古太きゅうりとは
佐久古太きゅうりは、佐久市内(志賀地区、春日地区)で昭和30年代以前から栽培されていたきゅうりです。長野県では地域の風土と食文化の中で受け継がれてきた伝統野菜の継承発展と地域振興を目的に、条件を満たすものを「信州の伝統野菜」に選定しており、平成23年に佐久古太きゅうりが選定されました。
平成29年には、佐久古太きゅうりの保存と普及を目的とした「佐久古太きゅうり保存会」が発足し、同年に長野県から「信州の伝統野菜」の伝承地栽培認定を受けています。

食味特性
・生で食べるとみずみずしく歯ごたえがあり、苦みが少ない
・漬物にしても表面がパリッとした触感
・変色しやすいため、冷蔵庫で保存のうえ新鮮なうちに食べることがおすすめ

栽培特性
・形状は太くて短く、収穫適期は果実長が約13センチメートル、太さは約3.5センチメートル。
・成長すると果実の先端が茶色く変色する。
・寒さに強く、標高が高い地域でも栽培が可能(標高700メートル台)
・一般的なきゅうりは1節に1つ実がなるが、佐久古太きゅうりは3節で1つ実がなるため、収量が少ない。
・樹勢が強く、葉と枝の管理に注意が必要。

「信州の伝統野菜」は条件を満たさないと選定されないんですね・・・!

さて、そんな『佐久古太きゅうり』に出会った場所は、こちら。

そして、実際に店頭に並んでいたのが、こちら。
この写真からでもおそらく伝わると思うのですが、名前の通りに、太い!

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そんな、佐久古太きゅうりをヌカさんに漬けて

ぬか漬けにしてみましたー!
(上が通常のもの、下がぬか漬けしたもの)

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解説通り、表面が固めのキュウリなので、漬物にしても歯ごたえがしっかりしてる!

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ごちそうさまでした!

信州の伝統野菜。
また新しい発見がありましたー!

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