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ゴジラvsコング観てきた(あれは楽園なんかじゃない)

7月9日(金)映画・ゴジラvsコングを観てきました。
備忘録的に雑な感想を残しておきます。ネタバレを多分に含みます。あと、記憶違いとか解釈違いとかいろいろあるかと思いますがご容赦を。

第一の感想は、コングかわいそぉぉぉぉーーーーっでした。

ゴジラとの激突を防ぐべく? ジャングルっぽいドームに隔離されているコング。賢いのでそれに気づいて怒ってる。木を引っこ抜いて枝を払い、槍みたいに宙に投げると偽物の空に傷が入る。
髑髏島の生き残りの少女と心を通わせるも、孤独なコング。

いっぽうゴジラは突如街に現れて破壊活動。闇雲に攻撃しているのではなく何かに怒ってるらしい。
シン・ゴジラは怒ってなかったよね。歩いてただけ。ちょっと通りますよ、と。まぁそれが大迷惑だったわけですが。

……あらすじはあかん。もう記憶曖昧。挫折が早い。

ちょっと気になったのは、髑髏島が舞台の映画で、なんかええ感じやった女の人いたやん? あの人どうなったん? 無視? なんか見落としてる? と。

その代わりというか、今回は少女と心通わせるわけですが。手話できるとかアリですか。そうですか。頭いいとは思ってたけど、そこまでですか。というか、手話なくても少女が通訳というか、気持ちを伝えてあげるだけでよくないですか。

この映画の中では地球空洞説が現実にあったというような設定で、髑髏島の生き物、コングたちもそこ出身なのではないかと。で、未知のエネルギーだかなんだかを取りにいくためにコングをだまくらかして護衛代わりに連れて行く、と。

あなたの家族がいるかもしれない、と。

えええええ。ひとりぼっちのコングにそんなことを言って連れて行くのひどくないですか。本当にいるかもしれないけど、でもそれを餌にってひどくないですか。

コングはまぁ姿はでかいゴリラなので、表情豊かで、それがまた切ないのですよ。迷い揺れ動く気持ちが表情に現れていて。

で、地下世界に連れて行かれて、それは確かにコングの故郷だったのだけれど、仲間の姿はいなかった。ちょっと期待したんだけど、わたしも。仲間との再会を。

で、地下世界には文明があったっぽい? それはコングたちの? コングは洞穴の中の玉座に座り、斧のような武器を持つ。いやぁ、民を持たない王は切ないですよ。やめてよー。

武器はゴジラと同じ力なのかな? 床にもゴジラの絵みたいなのがあって、ゴジラの力を利用していた? とか?

で、なんやかんやで(悪い会社のボスの娘が地下のエネルギーを採取したけどコングにやられて地上にもどってーとか)で。

ゴジラvsコング、街で大暴れー。

ゴジラは悪い会社から発する何かに怒ってたみたいなんですよね。でも強敵と書いて友と呼ぶコングがきたのでとりあえず決闘やで。

戦闘シーンはさすがの大迫力で満足でした。がおがお威嚇し合ってるのもよかった。コングと比べるとゴジラ小顔。

でもまぁ、ゴジラ敵じゃないよ、ゴジラ悪くないよと言われていたのもあってか、(あってか?)コング劣勢で、胸を踏まれて心臓止まりそうとかー。でもゴジラは留め刺さないのよね。

悪い会社の乗り物の電気ショックでコング復活で、えー……ここでメカゴジラ登場だったかな。

そう、メカゴジラ登場なんですよ。キングギドラのDNAを持ち帰りそれを利用して操縦するの。小栗旬さんが。で、地下からも持ち帰ったエネルギーを使うんだけど、制御不能になりギドラinメカゴジラ大暴走。

あの大暴走は、未知のエネルギーのせいなのか、ギドラの意志なのかどっちだろうと思ったのですが。未知のエネルギーでギドラが意志を持った、という感じかな。

で、メカゴジラを倒すためにゴジラとコングが共闘ですよ。やったー。

一応のゴジラvsコングの決着をつけつつも、共闘というのはよかったです。

いやぁ、敵対している者同士が共通の敵を倒すため一時的に手を組むとか大好物なので、いやぁ、よかったですね。いやぁよかったよかった。

一つ欲をいえば、最後メカゴジラのしっぽドリルを止めたのは、悪い会社に潜入していた三人組なんですけど、メカゴジラには二頭だけの力で勝って欲しかった。

あ、悪い会社はエイペックス社ですね。吹き替え版を観たのですが、エイベックスとしか聞こえなくて集中力を殺がれたのが残念w

ストーリーも映像も大満足でたいへん面白い映画でした。

でしたのですが、なんかちょっとやっぱり、切ないというか、悲しい気持ちも残る映画でした。

純粋な怪獣大決闘ではないのですよ。結局、人間に利用されて傷つけ合っている感じが、辛かった。
最後は、ゴジラとの対決を避けるためなのか、コングは故郷の地下世界で生きることになったのはいいのですが、なんか見学している一般人っぽい人がわらわらいて、見世物じゃん……って思ってそれも辛かった。コングが納得しているふうなのも悲しかった。結局、あんなに大きく力強く知能も高い生き物でも、自由に生きていくことは叶わないのか、と。

雄大な自然に囲まれ、一部の人間と心通わせ、危険もなく生きていけようとも、あれは、楽園なんかじゃない。


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