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28歳男性、親知らずを抜く。1本目


きっかけ

2023年5月中旬、周りの人たちが歯医者に通っていることを見て、一人暮らしを始めてから5年ぶりに歯医者の検診にいくことを決意しました。
定期検診自体は歯石を取る程度で虫歯はなかったのですが、レントゲン撮影で親知らずが3本あることを確認しました。5年前にはなかったものなので、一人暮らしをし始めてからできたのだと思います。
お医者さまからは「抜いたほうがいいですよ~」と言われたため、抜くことを決意しました。抜歯のため、別の歯科医院の紹介状を書いてもらい、予約を入れました。

この記事では、28歳男性が親知らずを3本のうち1本目を抜いて経過観察までの出来事を記録していきます。

親知らずを抜く難易度について

これに関してはぜひお医者さまなどが公開している記事を参考にしてほしい。ざっくりまとめると3つ

  1. まっすぐ生えている

  2. 斜めに生えている

  3. 真横に生えている

ここから歯茎に埋もれている、神経に近い等で難易度が上がっていくわけです。

実際のレントゲン

私の場合、こんな感じでございました。

実際に撮影していただいたレントゲン写真

下顎の左8本目の親知らずが真横に生えております。薄く下顎をなぞるような線があるかと思いますが、そちらが神経になるとのことです。抜歯の際には神経を傷めないようにと注意が必要になるとのこと。
下顎の右8本目も親知らず、こちらは斜めに生えております。同様の原則でいくと神経を圧迫しているような印象も見受けられます。
上顎の右8本目はどうでしょう? わかりますか? 右7本目を圧迫する形で生えており、かつ、歯茎に埋もれているのです。上顎には神経はないのですが、空洞があるため穴を埋めるとかの処置も実施されることがあるとこと。

通院1回目 左下顎の親知らずを抜歯

抜歯当日

平日の17時に予約を入れており、会社は早上がり。(フレックスタイム制度でコアタイムが16時なので16時半前には上がりました)

事前に親知らずがあり、紹介状もあるとのことで予約時に「1本は抜いておきましょうか」となっていたため、抜歯があるという心持ちで病院へ。

健康保険証と紹介状を提出し、問診票を記入したら、再度レントゲンを撮影して、現状の状態を確認しました。その後、お医者さまが実際の状況を診察していただいて、左下顎の親知らずから抜くことを意思決定。次の抜歯は右下顎、右上顎の両方を抜歯するとのこと。
親知らずを抜きますという同意書を記載してから、局所麻酔を打つことになりました。

歯茎に麻酔を塗ってから、注射で複数回麻酔を打っていきます。ちくっとしたり、結構刺しているな!?と思いましたが、怖いので目をつぶっていました。麻酔が効くまでの時間は待機してましたが、5分ほどで全身に麻酔が回っていき、若干の吐き気や冷や汗が出てきました。私はそっとうなだれましたが、2分ほどで治まりました。

「では、やっていきます」と手術が始まります。まずは露出している歯の頭部分をカットして、その後に歯の根部分を抜いていく手術になります。虫歯治療とかで聞くような音を鳴らしながら、器具を歯に当てていきます。何かいじくり回しているなーという感覚しかわからず、痛み等はありませんでした。麻酔がちゃんと効いている証拠ですね。

何回がぐりぐりと如何にも抜いているぞ!という動きもありながら、20分頃には「抜けましたよー 縫っていきますね」と糸で縫合していきます。消毒等をした後に縫合されていきました。針の痛みも感じず、30分ほど耐えていたら終わったっていう印象でした。

この時点では麻酔が効いており、呂律が回らず、しゃべることはできないので頷くのみで手術が無事終わりました。

口の中を濯ぐと、出血があったんだと分かる程度には赤い感じがありました。ガーゼを噛んで止血をしながら、実際に抜いた歯とご対面しました。触らないようにと仰せつかりました。きれいに頭と根本が半分にされていました。

その後、抜歯後の注意事項を説明され、2~3日は入浴(シャワー程度は可)・飲酒・運動は避けて患部を冷やして、安静を保つようにと書かれていました。また、常温や冷たい飲み物はすぐに飲んでも大丈夫ですが、温かいものは控えるようにとも言われました。食事は麻酔が切れてから食べるようにとのことで、3~4時間はNGでした。

お薬の紹介もしていただきました。3つ処方されております。
1つ目は朝昼晩の食後に飲む合成ペニシリン系抗生物質、いわゆる細菌の活動を抑制するもの。2つ目は鎮痛・抗炎症剤のロキソニン、1錠or2錠でちゃんと時間を空けるようにと説明されました。3つ目はイソジン、手術の翌日から歯みがきの後にイソジンでうがいをしてくださいと言われました。

これで1回目の通院が完了。金額は3割負担で6,500円ほどでした。1週間後に消毒するから予約入れて!と言われ、同じ曜日に予約を入れました。

麻酔が切れるのが3~4時間ほどとのことで、2時間経過してもまだまだ口内のしびれが残っている感覚でした。きっと徐々に痛みが出てくるんだろうなとドキドキしている次第です。

麻酔が切れた後、食事を取りました。スーパーで購入したそば、ウイダーinゼリー、スムージーです。そばを口にした瞬間、親知らずを抜いたところから激痛が走ります。これは駄目なやつだ…と。
とはいえ、痛みを堪えられないわけではなかったため続行し、無事完食できました。ウイダーinゼリーやスムージーは痛みはなく、流動物のありがたみを知りました。

別途、変化があったことは唾液の量がいつもより多いことです。飲み込むのにも若干違和感があるため、常温水を口にする頻度が多くなりました。

抜歯後1日目

朝起きると気になるのは親知らず箇所の鈍痛。顔は腫れているかと確認するも、変化はなし。会社の人に確認されましたが、変化ないですねーとのこと。おそらく、素早く抜歯してくれたためだと思っております。

朝昼夜とウイダーinゼリー、うどん、うどんを食べました。まだ固形物は怖いですし、鈍痛が響くので耐えられる範囲ではありましたが、ストレスになりかねなかったので、ロキソニンを定期的に摂取しました。

唾液の量は引き続き多かったため、水の摂取量は増えました。あと、身体が回復を求めているのか、睡眠の質がいつもより高得点を獲得していました。

抜歯後2日〜7日目

ときどき生じる鈍痛にロキソニンが欠かせなくなる。特段必須とまではいかないが、あるのであれば飲もうという意識となる。ロキソニンがなくなった7日目は軽く絶望した。

抜歯後7日目には、経過観察として通院。
抜歯箇所を確認し、抜糸して消毒。
また2週間後に来てね、そのときに他の親知らず抜くかーと言われた。
2週間後には東京にいく予定が入っていたので、消毒のみの予約と別途抜歯の予約もした。
だいたい10分ほどで終わり、費用も180円でした。薬は処方されませんでした。

数時間経つと違和感はあるものの、縫合箇所が痛かったのかな?と思い始めました。

抜歯8日〜21日目

縫合箇所に米粒や何かしらの細かいものが付くと不快感があるのでなるべく抜歯した箇所の反対側で噛むことが多くなった。
抜歯してから21日経過しても、その様子は変わらない。中頬に噛み跡が付いたりしているが(シザーズバイトと言うらしい)、噛み合わせの最適解を自分の中でも出そうとしているのだろう。

2週間後の定期検診でも、確認・消毒して終了した。費用は180円。別途4週間後に反対側の抜歯が控えているので、そのときに改めて確認するとのこと。

順調に進むのであれば、このタイミングで抜歯を行う予定だった。さすがに両側抜歯した状態での咀嚼は怖いので、別日にしてもらった自分をそっと褒めておく。

1本目を抜いての所感

  • 親知らずは衛生面や小顔効果を鑑みて、変な生え方をしていたら抜いたほうがよい

  • 手術は日帰りでできるが、部分麻酔が約4時間くらい残る

  • 抜歯1週間は麺類やゼリー類を食せ。抜歯箇所を刺激するな

  • 鎮痛剤は飲むが吉

  • 両側抜歯は日にちを空けるが、片側抜歯した箇所での噛み合わせに慣れるまではもう片方は避けると心理的によろしい

ご参考までに。
次の抜歯は8/17を予定しているため、10月頃に記事投稿する見込みです。

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