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24時間営業を辞めたコンビニ〜12月の経営数値の動向〜



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 もう笑うしかないね・・・「沢山の意味」を心から込めて・・・


 だから、この世界はクソッタレなんだよ



 ・・・ちなみに私は、生き残っているから、まだ全然大丈夫です(笑)


 
 それでは、12月の当店の経営数値の動向です。




1.経営数値

◯日販
・前年比100% ・コロナ禍初年度比104% ・24H営業時比89%
◯客数
・前年比93% ・コロナ禍初年度比97% ・24H営業時比76%
◯客単
・前年比107% ・コロナ禍初年度比108% ・24H営業時比116%
◯買上点数
・前年比100% ・コロナ禍初年度比101% ・24H営業時比105%
◯人件費 売上比7.2%
・前年比106.8% ・コロナ禍初年度比118.4% ・24H営業時比98.6%
◯廃棄額 売上比4.9%(売価)
・前年同月5.2%
◯利益 30万円
・前年比66.6% ・コロナ禍初年度比89.0% ・24H営業時比69.2%

※当店における時短営業開始時はコロナ禍初年度です


2.項目別の分析

◯日販
・前年比100%(103%)
・コロナ禍初年度(2020年)比104%(103%)
・24H営業時比89%(90%)
◯客数
・前年比93%(97%)
・コロナ禍初年度(2020年)比97%(95%)
・24H営業時比76%(79%)
◯客単
・前年比107%(106%)
・コロナ禍初年度(2020年)比108%(109%)
・24H営業時比116%(114%)

※( )内は前月の数値

 
 10月の経営数値をもって決定した、現時点の当店経営陣の今後の数値の見立ては以下のとおりです。

「客数」・・・コロナ禍からの回復度合いは2021年並に留まる
「客単価」・・・上昇度合いの頭打ちから今後ゆっくりと数値が低下
「日販」・・・コロナ禍初年度であった2020年並に留まる→つまりコロナ禍         
      以前には戻らない

 転じて12月の経営数値を視ると、客数は予測よりも落ち込み、客単価はいまだ頭打ち状態のまま、日販は前月より落ち込んだもののコロナ禍初年度より上を未だ維持、となります。


 前月に引き続き、今月もこの見立てに変更はありません。


 重要な視点は、いつのタイミングでインフレによる客単価の上昇幅が低下し始め、日販がコロナ禍初年度である2020年並にまで低下することで「底を打つか」、となります。


 今後当店が取るべき戦略にも変更はありません。頭打ちから今後ゆっくりと低下することが予想される「客単価」を少しでも長い期間下支えすることが主たる目標です。加えて、8月から経営方針を変更した「廃棄額」の適正化による経費のスリム化にウェイトを重くして取り組むことも、変更ありません。

 


 ちなみに、あくまで個人的な意見ですが・・・マスメディアって、いつまでこんな低レベルの情報を提供し続けるつもりなんでしょうね・・・こんな体たらくで、生き残れると本気で思っているのかなぁ・・・俺ら「一般市民」って、そんなにバカじゃないと思うよ。


◯買上点数
・前年比100%(100%)
・コロナ禍初年度比101%(102%)
・24H営業時比105%(103%)

※( )内は前月の数値

 「客数依存から客単依存へ」という当店のこれまでの方針は12月も継続中です。

 2年と4ヶ月続いた買上点数の前年比超えが9月の経営数値をもって終わりを迎えた当店ですが、その原因はインフレによるお客様の購買意欲の減であるという見立てについても変更はありません。

 前月と同様、引き続き現在の横ばいの数値を少しでも長い期間維持することを目標とします。



 「日販低下」という、来たるべき「冬の時代」は、もうすぐそこまで、迫っています。


◯人件費 売上比7.2%(8.0%)
・前年比106.8%(110.2%)
・コロナ禍初年度比118.4%(120.3%)
・24H営業時比98.6%(104.6%)

※( )内は前月の数値

 「売上比7%以内」という現在の当店の方針を、前月に引き続き今月も達成出来ませんでした。前月と比較して数値は改善しましたね。

 目標未達の要因は前月と変更ありません。1つ目は今年度の最低賃金の上昇に伴う人件費の増加分を売上の増加分で賄い切れなかったこと、2つ目は経営陣の健康面を原因としたシフトの減少、となります。

 上記2つの要因に対する対応方針も変更ありません。2つ目は必要経費という認識を基本として、内部留保してきた資金を充てます。1つ目は、目を瞑ってこのまま行きます。このまま行く期間は、契約更新までのおよそ1年間です。その後は手持ちの武器が2つ増えますので、それを活用します。前月の記事と同様です。


◯廃棄額(売価) 売上比4.9%(4.9%)
・前年同月5.2%(5.2%)

※( )内は前月の数値

 8月から経営方針を一部変更し、廃棄額を「売上比4%以内」を目標に徐々に減らしていく事とした当店ですが、12月も目標には届きませんでした。さらに数値は前月と変化ありませんので、取り組みは何の効果も挙げていない結果と言えます。

 11月までの取り組み結果をもとに、今月は月の前半部分で様子を見た発注を心掛けましたが、月末のクリスマス商戦における誤算でその貯金は全て吹っ飛びました。クリスマス商戦については、販売額は「フライヤー」及び「スイーツ」ともに前年比を超えましたが、そのために要した経費=廃棄額は大幅に予算を超過しました。

 ・・・現時点で、目標達成のための具体的な改善策は未だ見つけられていません。「クリスマス商戦」というイベントは博打的な要素が大きいという考えも重要な要素ではありますが、それでも来年もこの「博打」はやって来ます。

 何かまた、根本的な改善策を再度考えたいと思います。


◯利益 30万円
・前年比66.6%(87.5%)
・コロナ禍初年度比89.0%(72.5%)
・24H営業時比69.2%(61.5%)

※( )内は前月の数値

 「30万円」です。それ以上の意味も、それ以下の意味もありません。

 経営者が満足できる、あるいは我慢できる、その相反するせめぎ合いの金額が、「あなたにとっての」適正と言える利益の額です。

 この金額が良いか悪いかは、皆さんで好きに決めて下さい。私も自分の好きなようにその善悪を決めます。ちなみに今月の私の善悪の結果は、「お話になりません!!」となります。


 これもまた前回までの記事と同様です。私の自己満足を満たすだけの「趣味」であるこの仕事は、まだまだ先の長い道のりの途上です。ただ単純に「利益を上げる」ことは、いつでもすぐに出来ますから・・・



 それでは今日はこの辺で。

 このクソッタレな世界で戦う皆様と明日もともに。

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