妹。
春の訪れは別れが伴うと、小さな頃から聞かされていたもののイマイチ深く考えたことは無かった。今まで、もちろん卒業という行事も経験し、転校した事だってあるが、狭い町という空間内での話で会おうと思えばいくらでも会えるからである。
人の変化と同様に環境の変化も激しく、気づけば大学生になってしまった。僕には妹がいる。つい先日、妹の就職が決まり関東のほうに出発してしまった。前々から話は聞いていたもののいざ居なくなると寂しいものだと痛感中である。妹とは小さい頃はすごく仲が良くて何があるにもずっと一緒にいたらしい。しかし、お互いが思春期に入る頃にはあまり話さなくなってしまった。それでもどこかで妹の存在が大きくあり、そこにいるだけでなぜか落ち着けてしまうものである。
時間が過ぎていく体感は年々早まるばかりで、自分より先に社会人として生活する妹の現実に驚きと不安が募るばかりだが自分も頑張るしかないようで…。日常にある当たり前が無くなることの、違和感と哀しさを感じてる次第だが、気をつけて頑張ってねという電話を入れられた自分を褒めたい。
一番大好きなアーティストの最後のシングル。みんなも頑張れ。
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読んで頂きありがとう。 時間潰せたかな。