疑問を持て!お金に関する常識!

皆さんにはお金に関する常識で「当たり前だ」と思っていることはありますか?

例えば、「貯金をした方がいい」「クーポン券を使った方がお得である」といった考えは何も考えずに聞くとその通りに聞こえます。

でもこれらの常識は必ずしも正しいわけではないと私は思っています。

今回は、このように当たり前のように聞こえるしみんな信じているけど「本当はいつも正しいわけではないよね」と私が思っているお金に関する常識をいくつか書いていきたいと思います。

考えるきっかけになっていただけたら嬉しいです。

■年収は高い方がいい

"年収が高い人ほど幸せになれる"という考え方もありますが、実際には年収が高いからといって幸福度も高いのでしょうか。
年収と幸福度に相関関係はあるのでしょうか。

確かに、一定の水準以上の年収があると生活面や経済的な自由度が高まることで幸福感を感じる人もいるでしょう。
また、経済的な余裕があることで様々な体験や趣味に興じることができ、それが幸福感を高めることに繋がるというのは分かる気がします。

でも、年収が高いからといって必ずしも幸せになれるわけではありません。
例えば、多忙な仕事やストレスが多い職場環境にいる場合、高収入であっても幸福感を感じられないこともあります。
ちなみに、「人間の幸福と健康を高めるのは良い人間関係である」と結論づけているハーバード大学の研究なんかもあります。

そのため、年収が低いからといって自分が不幸だと思うのではなく自分自身が求める価値観や目標を持ち、バランスのとれた生活を送ることが大切です。

■高価なブランド品の方が品質がいい

"高いものほど品質が良い"といってブランド品を買い求める人がいますが、必ずしも高価なブランド品は品質が良いのでしょうか。
私も昔はそう思っていたのですが、最近は少し考えが変わりました。

高価なブランド品が高品質である場合もありますが、逆に高価でありながら品質が低い商品も存在します。
また、価格と品質の関係は必ずしも比例しない場合もあります。
一部のブランドは、高い価格を設定することで商品価値を高めブランドイメージを維持しているだけであり、商品の品質自体は他のブランドと同じかそれ以下であることもあります。

そのため、ブランド名や価格だけで商品の品質を判断するのではなく、商品自体の品質や素材、製法、デザインなどをよく確認することが重要です。

■家は買った方がいい

一般的に、自分の住まいを持つことで安定した生活を送ることができるとされています。
また、住宅ローンの返済を通じて資産形成を行うこともできるとも思われています。

でも本当にそうでしょうか。

住宅購入には多くの資金が必要であり、維持管理費や修繕費など購入後の負担が大きいことも皆さんご存じかと思います。
さらに、住宅購入には利子や手数料などの諸費用がかかるため、返済総額が高額になる可能性があります。

そうなると例えば、転勤が多い人や将来的に海外に移住しようと考えている方にとっては住宅購入は良いことなのでしょうか。
このように、住宅購入に向いていない方もいるはずです。

また、住宅は「資産」になるといった話もありますが、私としてはそれは今の日本ではあまり正しいお話のようには聞こえません。
というのも、今日本の人口は減りつつあり、家を売ろうと思った時に買いたい人がそんなにいるとは思えないからです。
そうなるとどちらかと言えば住宅はむしろ「負債」なのではないかと思うのです。

ともかく何が言いたいかというと、住宅購入を検討する際には自分自身の生活スタイルや将来のライフプランを考慮して判断する必要があるということです。
また、住宅ローンや不動産市場について十分に知識を持ち、購入前にリスクやメリットをしっかりと把握することが大切です。

今回書いた内容はどれもあくまでも「いつも正しいというという訳ではない」、「正しくない場合もある」という話です。

周りがみんなそう思っているからといって信じるのではなく、よく考えて自分なりの価値観を持つことが大切です。

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