イエローディンギーの思い出04
頭から突っ込んだ槍付の桟橋は
アスタン(後進)で出港する。
されるがままのイエローディンギーとの出港大作戦は
最初はバウ(フネの前方)にクリート(ロープで留め)、後進してバースを抜けたら前進で回頭→この時にスタン(フネの後ろ側)へ移動する。
という感じでした。
進み始めたイエローディンギーに自動制御装置はない。なので、出港時はボートフック(長めの棒)で行動を管理する。
この時、メンバーは3名。
スキッパー1名、
クルー1名、
イエローディンギーの付き人(私) 1名。
まず、考えることは潮と風。
それによってスタボー(右)かポート(左)、どちらにクリートするか決まる。
この日は…なんとまぁ、無風。
ファーラー(マストやステイに巻きつける装置)がないので、キャビマンからジブセイルだして、ハリヤード繋げて、シート準備して…
を終えた私たち。
セーリングをする気で出航準備してたけど、風がないから、とりあえず笑っとく。笑
潮は満ち潮の止まり際。
とりあえず、スタボーにクリート。
長さは…長すぎず、短すぎずな感じで。
ギアをアスタンに入れ、後進する。
フワフワしてたイエローディンギーに緊張が走る。難所はバースを出る時、隣のボートにぶつけない事。ただ一点。
あと、あり得る可能性があったのはバースの留め木にイエローディンギー絡まる。とか?
なんて考えてる間はなく、フネは動き出す。
イエローディンギーをあの手この手でバースの中央をキープ、なんなくバース抜け出す。
そして、回頭。
イエローディンギーをバウからスタンへ連れていく感じは、犬の散歩と同じ感覚でした。笑
ヨットクラブ抜け出し、フネが進む。
その時の写真がタイトルの写真です。
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