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NiziUを踊る夫から学んだこと。

私の夫は陽気な人だ。

どれだけ陽気かと言うと、毎朝ねぼけまなこな私に向け、NiziUの縄跳びダンスを披露してくれる。

出会った頃からだいぶ陽気で、
『美女と野獣』の映画を観た時には、広めの階段に出くわすたびに一人で「♫beauty and the beast〜」と美女と野獣の名曲を歌って踊り出し、

『グレイテスト・ショーマン』を観た後は、いい感じのポールや柱を見つけるたびにヒュージャックマンを披露してくれた。
(どうやらミュージカルに影響しやすいらしい)

もちろん、私は恥ずかしいので大抵「公衆の場ではやめてくれ」と止めるものの、ある時夫が言った。

「誰も俺のことなんて覚えてないし、二度と会わないんだから、目の前のあやが笑ってくれたほうがいい」
(かっこいい風のセリフだけど、ヒュージャックマン状態であることは覚えておいて欲しい)

私は、この言葉をずっと忘れずに覚えている。

人目や周りの人ばかりを気にして、そばにいる人を大切にできていない、もっと言えば、自分を大切にできていない人は山ほどいる。

気にしていた相手は、自分のことなんて覚えてさえいないのかもしれないのに、そばで大切にしてくれてる人や自分自身を蔑ろにしてしまう人は少なくないのでは。

目の前の1人を笑顔にできないような人が、10人も100人も笑顔にできるわけがない。

そう教えてくれた夫に感謝の気持ちを込めて、明日は一緒に縄跳びダンスを踊ってあげよう。


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