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麻婆豆腐が好きになった!

引き続きウー・ウェンさんさんの「料理の意味とその手立て」のこと。

台湾をはじめとした中華圏を気にする生活をするようになって10年以上経つ私だが、実は日本の「町中華」と言われる中華料理屋に行くことがほぼない。誘われたら行くけど自ら行くことは皆無に等しい。

その理由を考えてみたら、水溶き片栗粉を使用した料理を避ける傾向にあることに思い至った。嫌いではないけど積極的には選ばない。外食先で同行者が「あんかけ〇〇」が食べたいと言ったら一緒に食べるし美味しいと思う。美味しいと思うけどなぜか自分では選ばない。

町中華ってエビチリとか八宝菜とか酢豚とか天津飯とか麻婆豆腐とか、なんか片栗粉率高い印象がある。特に私が出歩くことが多いランチタイムのメニューってこういったセットのラインナップじゃないですか?かといって片栗系を避けてせっかくの中華店で唐揚げ定食を食べるのも悔しいので行く機会がないのである。考えたら麻婆豆腐は両親が作った物以外は食べたことがなかった(それは片栗粉以前に激辛なので少ししか食べられない)。

中華料理屋に行ってもメニューの写真で片栗粉系のビジュアルが目に入ると自然と選択肢から排除してしまう私が、ウー・ウェンさんのこの本に載ってる麻婆豆腐は無性に作ってみたくなったのだった。まず木綿豆腐を使うところからして私好み(意図せず崩れる絹ごしが苦手。鍋の豆腐も木綿か焼き豆腐が好き。箸で掴みたい)。そして木綿豆腐1丁に対して使用する片栗粉が小さじ1という少なさにも魅力を感じた。

幸い材料は全て家にあったので早速作る。出来上がったそれは豆腐が主役の立派なおかずだった。

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味もすごく美味しい。まさか自分が麻婆豆腐を作る日が来るなんて。しかもこんなに美味しいなんて!こんなに美味しい麻婆豆腐を作れるようになっちゃったので、今後ますます外食で麻婆豆腐を選ぶことはなくなってしまった。

トップ画は2回目に作ったアレンジ版。豆豉を刻むのが面倒で、豆豉と粉唐辛子の代わりとして何年か前に台湾で買ってきた辣豆瓣醬を使用。これはこれで美味しかったけど、やっぱりウーさんオリジナルレシピの方が好きだった。

時間はかかると思うけど、この本のレシピ全て作ってみたいと思っています。現在7品作り終えましたー!

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