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#装うことについての半生1

ファッションについての考察。装うことの半生をまとめてZINEを作ろうかと思っていて、そのために記憶を掘り起こす作業をしている。そのための断片です。子どもの頃におしゃれに目覚めた記憶。

おしゃれに目覚めたのはいつだろう? 

幼いころの記憶に残っているのは、叔母からハワイ旅行のお土産にもらったカラフルなワンピース。花柄でハイビスカスなんかが描かれていて、赤や黄色といった色の生地で見たことないくらい華やかでかわいいと思った。子ども心にドレスみたいってワクワクした。実際に袖を通したことより、眺めてうっとりしていた方が多かったと思う。

母のワンピースを引きずりながら着ていた記憶もある。コットンのノースリーブワンピース。グレイッシュなブルーの生地に細いストライプが入っていて、リボンの総柄だった。腰にはウエストリボン。そのワンピースがお気に入りで、ブカブカのワンピースを引きずりながら着て、飽きるとその辺に脱ぎ散らかしていた。おしゃれへの憧れの芽生えだったかもしれない。

ガラスの靴。女の子は小さい頃みんな一度は履いていた。ラメが入ったビニルでできた編み編みのフラットシューズ。夏になると履いていた。子どもながらに足を入れるたびうっとりした。シンデレラのガラスの靴みたいだった。【子ども ガラスの靴】で検索するといっぱい画像が出てくる。大人になった今でもガラスの靴には胸がドキドキする。この靴を最初に作ってくれた大人に感謝。おとぎ話と現実の境目が曖昧だった頃、現実には空を飛べるほうきが存在しないとか、がっかりすることが度々あった。でもこのガラスの靴だけは、オトギ話の中から抜け出して、わたしにときめきの魔法をかけてくれたから。

幼稚園の制服。わたしが通っていた旭ヶ丘幼稚園は、モノトーンの細かいチェック柄のベストとスカートが制服だった。今考えるとちょっとおしゃれな制服だったかも。頭にはネイビーのボーラーハット。学年を表すリボンもついていたかも。登園するとベストを脱いで男の子はブルー、女の子はピンクのギンガムチェックのスモックを上から着ていた。男の子はブルー、女の子はピンクって誰が決めたんだろう? 幼い頃のわたしはピンクが大好きな女の子だった。

ピンクで思い出したこと。子どもの頃、キキララが大好きだった。遠足のリュックはキキララ。小学生に上がるときに買ってもらった勉強机は、机の下に敷くカーペットもゴミ箱も全部キキララだった。筆箱も傘もレッスンバッグもキキララ。雲(キキとララは天井の世界で暮らしていると思っていた)とかキラッとした星とか、淡いピンクとブルーの儚くて幻想的な世界にわたしはいつもうっとりしていた。キキララ好きは、中学校1年生の頃にも再熱してまたグッズを集めていた。その頃にもらう誕生日プレゼントはキキララのものばかりだったな。大人になった今も、相変わらずキキララが好き。サンリオに行ったらキキララのものばかり見てしまうし今も欲しい。

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