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はじめてのICL手術体験記、そして術後1年

昨日はICL=眼内コンタクトの一年検診に行ってきました。

そもそもICL(アイシーエル)とは、眼の中に小さなレンズを埋め込んで近視・遠視・乱視を矯正する治療法。
術後は眼鏡やコンタクトなしでも、鮮明に見えます。

術後1年経ったので、共働き育児真っ只中アラフォー世代の私が身をもって感じた、その素晴らしさを体験談を通してお話ししたいと思います。



目次

  1. そもそもなぜICLをすることになったのか?

  2. ド近眼ってこんな生活-視力0.04の世界

  3. はじめてのICL手術体験

  4. 日常生活が便利になったこと

  5. 仕事に行かされること

  6. 費用面が心配そんなあなたへ!

  7. ICLをして1年後


1.そもそもなぜICLをすることになったのか?

私はそもそも超がつくほどのド近眼、近視でした。
その値0.04。(え、0.1以下ってあるのん?)
コンタクトを外した時は完全にメガネがないと日常生活を送ることは不可!
メガネの紛失、壊れたときのために予備を用意してたほど。

そんな私が去年会社員を独立!
退職金を頂き、この時は泡銭だと(ぜんぜんあぶくぜにではない汗)。
時間も自由だ。お金も自由だ。よしICLだ。
病院へ行く決心をしたのです。
このきっかけで私は人生を変える事になりました

2.ド近眼ってこんな生活-視力0.04の世界

この記事を興味持って読む方はド近眼界隈の人しか居ないと思うのですが私が忘れないように書き留めておきたい!
そう、近視の不便さを!!

まず目が見えない(ワオ当たり前!)
見えないレベルが桁違い!
裸眼で文庫本の文字は本を5cmくらい近づけないと無理。
景色が全て基本、印象絵画状態。
かろうじて色味、物体がなんとなく見える程度。距離感など皆無!
裸眼指定の長女出産時は生まれた娘を連れてこられても…見えへん。
指しか見えず
「もっとちこう、近うに連れてこんかい」(と強気ではないが)と言ったね。

もう裸眼必須な思い出(海、温泉、出産とか)全部がボヤボヤ。
義母と温泉行った時は「こっちはぼやけてるけど向こうは見えてるんだよな」とかどうでもいい思いをめぐらさなあかん。

メガネを作る時もレンズが分厚すぎて細いおしゃれなメガネは無理!
横から見たときにまさに牛乳瓶の底では無いけど1センチ近くのレンズになる
こともあるので、いかんせん重いねん(急に関西弁)。

眼鏡のツルで鼻のあたりにシミができる(女子には痛い)。

地味に、ナチュラルに、寝起きに「メガネ、メガネ」ってなる。
子供がいると、このメガネメガネ探すのも面倒やし踏まれたりゆがんだり。
子供3人、ただでさえ荷物が多い子連れの旅行、ビデオカメラすら持って行くことが無くなりました(重いから)。そこにコンタクトと液とメガネと…それが鞄の奥底へ…

圧倒的「不便」!

あと30代後半はドライアイがひどい。映像制作しててパソコン作業だと目がめっちゃ疲れるし乾く、ハードコンタクト異常に乾く(個人の感想)。

だいぶ人生ハードモード(目がいい人は親に感謝)。
でもこの20年を挽回する機会が来たのです!
そうICL、イエス!ICL!

3.はじめてのICL手術体験

後述しますが、ICL手術は現在(2022年12月現在)保険適用外。
しなくても生きていける、でもお金のある人だけ出来る「審美歯科」のような位置づけなんです(個人的に)。
だから全体的にゆとりと効率的で気持ち良し。
以下は一年前の私の日記を元に書き、長文ですお許しを…

朝9時受付。
車や自転車は、当日手術の可能性もあるため、歩いて駅に向かう。

天神ど真ん中にある某クリニックに向かうと、まず消毒液で手を消毒。
非接触の体温計に顔を近づけて体温を測る。その後問診票記入。

朝9時だけど結構人がまばらにもう来ていた。男女比はどちらかと言うと女性の方が多い印象。

問診票が3枚ありこれまでの手術歴病歴、薬アレルギー、これまでのコンタクト歴、お酒を飲むか、車や自転車を運転するか、仕事、運動習慣などを書く。

書いた後は受付の人がそれを確認しながらチェック。
この時同時に紹介者がいれば紹介の画面を見せてそれが後々割引に大きく効いてくる。

荷物を携帯まで全てロッカーに入れるように指示されるので、ロッカーにすべての荷物と携帯電話などを入れる。

さて。院内は新しい印象で受付のお姉さんたちがエステの店員さんのようにキレイ揃いだった!

検査はじめは視能聴覚士さんに目の検査をすごいたくさんしてもらう。
このど近眼人生、かなり様々な眼科で検査をしたが見たことないような機械もいっぱいあって全部で6個近くの機械で測定。

面白かったのが「利き目」を測ると言うもの。
両手を伸ばして目の前で重なりその真ん中に見えたものをチェック。
私は右目が利き目で、物をほとんど右目で見て、左目で補っているらしい。

ハードコンタクトは黒目より小さく、角膜上をぐるぐると動くため、まぶたの筋肉を刺激し酷使されるので早くまぶたが落ちこみやすいようだ。

そんなことハードコンタクトを作るとき言われなかったで!
初耳!
ハードコンタクトを使っているとだんだん目が小さくなると言う事!
今まで10年以上使ってきて最近重力で目が落ちてるのを感じていたので
すごく発見!

ある程度視力検査が終わったら眼科医がもう一度目をよく見る。
角膜の厚さを測ると私は平均よりも薄く、レーシックには適合しないそう。

診察時の医者も「目を触りますね〜」と言って普通に目を触っていた。
おいおい目への扱い抵抗感ゼロかい!笑
(それが後々わかるようになる…)

診察をしたが、私は近視が強く乱視もあり(普通の人が− 6程度私は-8。乱視も-1以上。)
私に合うレンズが病院に在庫がない場合は後日手術になるところ、幸いにも在庫レンズがあったので当日手術出来る事になった。よかった!
(当日、診察と一緒に手術をすると10,000円割引になるそう)

ここまで、大体11時半過ぎ。
お昼ご飯を食べに一度出る。消化が良い食べ物(おにぎりやうどん)をと言う事だったのでおとなしくうどんを食べに行った。

うどんを食べるときに当然、メガネが曇る。
この時に感激!

「もう手術すればうどんでメガネがくもる事件も最後だ!!」
そう思うと感慨深かった(3秒だけ)

時間が少し空いたので久しぶりにタワレコに行ってCDを買う。
10年以上タワレコにも行っていない。
CDもかなり買っていない。
アデルの34歳と言うアルバムを買った。
とても伸びが良く心地よい力強い曲を聴いて新しい門出にとてもいいと思ったし、そしてよく気づくと長男の出産の時から使っている色が褪せてリュック、ボロボロになった財布…それを眺めながら新しい門出になんだか買い替えたくなった。

勢いでリュックと財布を買い換えた。
休憩の間に私は3つのものを買ってしまった!
明日から新しい自分の始まりだ!

さて2時間位の休憩の後、病院に戻り術後のメガネ選択。
術後は1週間保護用のメガネをしないといけないが、これがめちゃくちゃダサイ。昭和の青年みたいな何とも言えないプラスチックの透明の眼鏡をかけないといけない。

今度はまた薬や目薬などの話を聞く。
そこまでにすでに2回ほど同じ話を聞く。
同じような話を6回ぐらい聞く。

でもそれも不思議と手術の緊張のためか新鮮な気持ちで毎度入ってくる不思議。それだけ目の手術に思う患者の心の動揺していると言うことだ。
すごいなと思った!

いよいよ手術室。
手術室に入る前にはスリッパに履き替えて手の消毒をして、いわゆる手術着と帽子をかぶりマスクをして手袋をして待つ。

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