見出し画像

子ども2人と3人の壁は「家族4人の呪縛」だった件

こんにちは。
福岡でフリーランスとして映像ディレクターをしている別府です。
我が家は、子ども3人(小学4年、年長、年少)育てる共働き世代です。
なぜ我が家が子ども3人が可能なのか?少子化対策について語ります。


令和5年の人口動態統計(概数)が6月5日に発表されました。

厚生労働省が5日発表した令和5年の人口動態統計(概数)で、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率が過去最低の1・20に下落した。

出生率過去最低の背景に経済不安 仕事と家庭の両立に課題 新たな少子化対策の効果に疑問

少子化についてこうしたらいいのにという当事者意見も述べたいと思います。

一般的な子ども3人育児の大変さ

  • 学費や食費など経済的な理由

  • 長時間労働を基本とした働き方による時間的な理由

  • 女性進出による晩婚化から妊娠出産育児など生物的な理由

と思われることが多いです。

ん〜実際、それもあるけどそこじゃないことも多々なんです。


子ども3人いる当事者からした違った視点

それは、日本の色々なものが家族4人にちょうどよくて子ども3人仕様になっていないからシンプルに不便。

市場原理でしょうがないのですが、住宅も一般的なマンションは3LDKが一番多く、もしあっても4LDK。なかなか5LDK(1人1部屋)を見つけるのは至難の業。(我が家は男女兄弟で夫婦共に自宅で仕事するので個室があった方が便利…)
となると戸建を、しかも建売ではなく注文住宅にするかマンション最上階ペントハウスなど広いマンションにするか田舎の広い中古物件をリノベするか。
子供の成長に合わせて住宅を変えるという考え方から広い家に住むのはナンセンスだという考え方もありますが、それにしては家族5人が育ち盛り期に快適に過ごせる賃貸は分譲より月額費は圧倒的に高いし、そもそも、数がマジで少ない。

さらに車も5人になると一気にワゴンタイプ(我が家はステップワゴン)が主流になり広めの5人乗りがない。車が大きくなると車検なども軽自動車から一気に跳ね上がる。駐車場の制限もある。(我が家の立体機械式はギリギリ)

旅行は宿を探すときに検索でもう子供3人の計5人入力した途端に一件も見当たらないのはザラ(ここホテルや宿泊担当者気付いてるのかな…)。
毎回追って電話で「幼児なので4人部屋でも添い寝して泊まれるんで一部屋に入れますか?」と聞いてます。(金額は5人分払う、ただそもそもの部屋数が絶対的に少ない…)これも子供たちが大きくなってきたら2部屋確実。
もちろん和室や広い部屋のあるお宿にすればいいのですが、こんなふうに

「標準ではない社会構造で全てが"超地味に"高くつくし検討が煩雑すぎる」

ということは当事者が声を上げないから(そもそも少子化だけに多子世帯数が少ない)知られていません。


どうやって3人子育てが成り立つのか?

これを乗り切るには、シンプルに収入を上げるしかない
すっごく身も蓋もないけど。

私は会社員の働き方が3人子育てと両立が困難になり仕事を辞め、フリーランスとして働いています。時間的制約がきっかけですが、結果的に会社員の頃より圧倒的に少ない時間で働いて収入は増えました。(前職に感謝)

私自身が子供の世話に時間を自由に配分できるので、旦那が出張とか残業がしやすくなったことも収入増につながりました。

わたしたちはこういう主体的選択をしましたが、そもそも選択肢がない20代〜50代の「現役で働く世代の収入が増えない(社会保障費が高すぎて結果的に手取りが少ない理由も大きい)」以上、少子化をいくら待ったなし!といっても変わることはないと思います。

個人事業主をしているとインボイスや経理作業の煩雑さに嫌気が差しています。税金をきっちりとるために領収書をきっちり揃えて記帳して処理してということが経営上も必要だとは思いますがインボイスや定額減税などの無駄な経理処理作業の手間を現役世代に強いておきながら数万円の第三子優遇って、おい!と思うんですよね。

うちも今月から経理を外注しましたが3人めの給付金より足が出ています。
滑稽すぎません?それで少子化待ったなし?う〜ん…
これを解消すればかなり現役世帯の負担は減ると思います。これ以上お金を取ら、「止める勇気」が大事だと思います。


むしろ多子世帯がマーケット感覚的に狙いどころ

もうひとつの対策は国や政府に頼るのではなく民間でできることもあると思う。個人的肌感では多子世帯はもはや多収入家庭の方が多いのではないかという印象も出てきた。

私も仕事柄テレビショッピングを作っていると商材的に高齢者向けじゃないような商品を何がなんでも「お金を持っている高齢者からいかに買ってもらうか」という話になってくる。(テレビ視聴しているのがシニア層ということが大きいけど)でもそれって正しいのだろうか?

私は、多子世帯が証明されたら利用宿泊サービスが受けられるとかレストランも個室利用にデザートがつくとかお金を持っている多子世帯へ向けたサービス、民間でできるアイデアって色々あると思っています。
住宅販売でも子供が多い家の戸建ってこんな間取りにできるよねという家を集めたコミュニティの街を作るとか。

少ないということはブルーオーシャン。
そんなことも思ったりした母の嘆きでした。


ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントで是非ご意見お聞かせください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?