初めて両親に旅行をプレゼントした話

恥ずかしながら35年生きてきて、初めて両親に旅行をプレゼントしました。そもそものきっかけは、父の退職祝いとして何かやりたいという母の提案からでした。

せっかくならみんなで旅行に行こうとなり、妹の発案で『界 箱根』に泊まることに！うええ、天下の星野リゾートですか、さいですか。しゅごいですね。というわけで、妹家族（妹、夫、娘）と両親と6人の旅行となりました。

私たち姉妹がやったこと

・宿の手配

これは、妹の担当。部屋割りは妹家族で1室、私と両親で1室。人気のお宿でしたが、2ヶ月前で予約が出来たようでした。

・交通機関の手配

これは、私の担当。妹たちは車で向かい、両親と私は新宿からロマンスカーに。こちらの予約を行いました。1ヶ月前からしか取れないのね。行きも帰りも両親は楽しそうに話をしていて、私も嬉しかったなぁ。

・スケジュール考案

これは妹が気づいたらやってくれてた。5歳の姪っ子もいるので、みんなが楽しめるよう箱根神社や、遊覧船、彫刻の森美術館など巡るコースに。（あ、父のリクエストで蕎麦のお店は私が探したんだった。）

・サプライズプレゼント

妹からお父さんの勤続年数分のアルバムを贈りたいと、発案してくれちゃって、どんな分厚いアルバムになるんじゃと思ったものの、30ページほどのA4ハードカバーのしっかりしたアルバムを姉がせこせこ作りました。これが、のちに感動を呼ぶのです。

こんな感じ

・当日の運転

妹の夫氏がずっと担当してくれました。6人乗りの大きな車でみんなで移動したので、両親も（私も）昼から心置きなくビールを飲めて幸せでした。

・お会計

途中の食事代や駐車場代は両親が出してくれましたが、今回にかかる費用、主に宿代は妹と折半しました。

両親が喜んだこと

・みんなで旅行に行けたこと

実家で集まることが基本的に多いので、母は料理や家事に追われることがどうしても多く、旅行だとそれもなくひたすら楽しめたことが嬉しかったようです。共通の思い出が増えて、きっと何年後経っても何度も話題に上る時間が過ごせたことは大きいです。

・星野リゾートに娘が招待してくれたと自慢できること

これも、何度も話に出ていたのですが、名のあるホテルに娘たちがお祝いで泊めてくれたということを、旅行前にも職場で話していたり、旅行後もすぐに友達に話したよととても楽しそうにしていて、やってもらえた嬉しさを噛み締めているようでした。娘自慢にもなるもんねぇ。嬉しいよねぇ。

・サプライズのアルバム

全く予想していたなかったプレゼントに母は涙。私たち姉妹ももらい泣き。父は嬉しそうに何度も何度も見返していました。アルバムへの想いはまた別途書きたいと思うのですが、二人の結婚式や新婚時代、私たちが生まれてから、妹の結婚式や姪の誕生、ここ最近の写真を時系列に並べた家族の歴史の凝縮版になっていて、写真集っていいなって心から思いました。家族だけでなく、親戚や従兄弟たちや亡くなった祖母も写っていてすごく濃い１冊になっています。父はアルバムを肴に幾晩も晩酌をするだろうと私は予想しております。

まとめ

当たり前のことなんだけど、親孝行っていいもんでした。親だって人間だから、自分のために時間やお金を使ってもらうことはそりゃ嬉しいんですよね。親だからこっちが与えてもらえうものって、思い込みも強くあったことを実感しました。今回のことは最高のお金の使い道でした。共有できる思い出が出来て、きっとずっと話題に上がると思います。遠出もだんだん厳しくなっていくし、両親が元気なうちにまた旅行に行けたらいいなって思います。