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長音階練習用楽譜

トランペットというより、管楽器全体に同じ考えが多いように感じますが、音階=ロングトーンだと思い込んでいる人、結構多いです。特に吹奏楽部経験者。

音階をロングトーンと組み合わせる、というの正解であり、音階はゆっくり単一の音を伸ばすだけでなく、細やかな動きで音の流れや行き先の基本をよく把握していくようなことも大切であり、楽曲を分析していくヒントになったり、譜読みそのものもスピーディーになっていったりします。

トランペットの上級者で音階はロングトーンでしか練習していません、という人は私は出会ったことがありません。

何らかのパターンで細やかな動き込みで練習している人しか出会ったことがありません。


今日は実際に細やかな動きを練習したことのない皆様にも取り組みやすいように、紹介する記事にしたいと思います。


実はこの音階練習についてはざっくりとしたものをYouTubeにまとめました。



パターンを5つに分けて練習することを紹介しています。そしてこれは【全部の長音階で】行なってください


【STEP1】

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1音ずつ音がわからなければ、運指を書き込んでもまだ大丈夫です。見ながら考えながら、1音ずつゆっくり音を鳴らして音階を練習する段階です。

【STEP 2】

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STEP 1が少し慣れたり、余裕がありそうかな、と思ったらこちらに進みます。こちらもまだ運指がわからなければ書き込んだりしつつ進めて大丈夫な段階です。大丈夫ではありますが、つっかえつっかえの状態で次の段階には絶対に進まないことが鉄則です。

【STEP 3】

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最初の音と中間の四分音符の長めになる音の箇所で、次の音の流れを考える時間が生まれます。しっかり先を予測しながら吹き込みます。運指の書き込みはこの段階あたりで卒業します。間違えやすい所は丸印等つけておきます。これもつっかえる箇所がある状態で次の段階にに進まないようにするのは鉄則です。

【STEP 4】

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STEP 3にあった長めの音、、一番低い音と高い音が長めじゃなくなります。ちょっと考える時間、というものがこの段階ではなくなるので、迷いがあるうちはぐちゃぐちゃになります。苦手な音や間違えやすい音に丸印等するのはOKですが、消しゴムで消しても大丈夫!というくらいの状態になるまで、数日間にかけての反復練習が必要です。覚えこむ、という所まで進んでください。

【STEP 5】

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覚え込みが済んだ後であればいくらでもできますし、難しくもありません。素早い行き来でフィンガリングの練習にもつながります。ここまでしっかりとたどり着いていれば、STEP 5は全調練習しても5分もかかりません。


再度申しますが、これを2、3個じゃなくて【全部の長音階で】行なってください。


全部の長音階の運指表+上記のSTEP1〜5を全長音階清書した楽譜は、以下の有料記事部分にpdfファイルにて掲載します。


綺麗な楽譜で練習したい人は是非ご活用ください!


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