自己啓発本とHSPの私。

私は人生に迷うたびに自己啓発本を読み漁ってきたが、個人的には読まなくても良かった、読まない方が良かったかもしれないとまでも思っている。なぜなら、自分の感覚、気持ちに気づくのが二の次になってしまって、多くの迷いが生じるからだ。こうした方がいい。こうしなきゃいけない。こうしたら幸せになれる。など、『沢山の人のそれぞれの価値観の幸せ』を自分に取り入れることで、『自分が思う幸せ』に迷うことになってしまったからだ。厳密にいうと他人の意見をたくさん取り込むことによって、『自分が思う幸せ』が間違っているのではないか、?と信じられなくなり、更に人生に不安を覚えてしまう。
HSPは敏感で、沢山の情報を取り入れるとそれだけで疲れてしまう。だからこそ、自分が自分の名前で自己啓発本を書くつもりで『自分が思う幸せ』に気づくこと、自分を自分で大事に観察することから着手した方が『自分が幸せになるために起こす行動』としては効率がいいと思った。その方が迷う時間が格段に短いと今の私は思う。迷っている人が手に取りやすい自己啓発本だが、その行動が再び迷うきっかけになりうるかもしれないという懸念を頭の片隅に置いておくことと、これは他人の人生の幸せだと割り切って読み進めることが良いことだと私は思う、迷ってない人がちょっと他の人の話も聞いてみるか、くらいのスタンスで読んだ方が適度に読み手の人生にプラスに関わる可能性が高いのかもしれない。

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