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このドラマはヤバい「母の待つ里」✧♡

 久々、ドラマに心を持って行かれた!
 浅田次郎の原作。ネタバレに気をつけつつ書きますが、この記事さえ読まずに見て頂きたい気がします( ´艸`)


小説も是非読んでみたい。
疑惑のノベライズ!?


異色の家族小説として大反響を呼んだ、浅田次郎の最新長編作・『母の待つ里』の映像化。
都会で孤独に暮らす松永徹(中井貴一)、古賀夏生(松嶋菜々子)、室田精一(佐々木蔵之介)の3人の“子供”が、“母”(宮本信子)の待つ里を訪ねます。舞台となる日本の美しい原風景を求めて、一か月間、岩手県遠野市にて撮影しました。「ふるさと」と「母」を、温かくそして切なく描く、感動のミステリアス・ファンタジーをお届けします。

■あらすじ
仕事人間の松永徹(中井貴一)にとって、それは40年ぶりの里帰りだった。おぼろげな記憶をたよりに実家にたどり着くと、母(宮本信子)は笑顔で迎えてくれた。嬉々として世話を焼いてくれる母、懐かしい家、懐かしい料理に、徹は安らぎを感じる。しかし何故だか、母の“名前”だけが思い出せない…。
一方、古賀夏生(松嶋菜々子)も久しぶりの「里帰り」をする。夏生が向かった先も、「同じ母」が待つ家。そして、妻を失った室田精一(佐々木蔵之介)も、居場所を求めて「同じ母」が待つ「ふるさと」へ向かう…。

【ねえ、母さん。 あなたは、誰ですか?】

母の人生にいったい何があったのか、子供たちは誰も知らない。全ての謎が解ける時、感動が押し寄せる。

NHKのドラマのページより


 
 第一話で、すぐにわかること。この母の待つ里はビジネス。一泊50万円の旅行。セレブしか行けない、そんな、嘘くさい旅行なんて、成立するわけないじゃんと、たぶん誰もが感じると思う。
 しかし、しかしだ。

 女優、宮本信子の説得力が凄い。


彼女の演技なしではこのドラマは成立しなかったのではないか?

 別に私自身、ふつうに青森県に私の母がいて、すでに亡くなっているわけだが、岩手県にこんな母が迎えてくれる村があって、うっかり自分が50万円を払って、行ったとして、母のいない悲しみも、癒してくれそうな家なのだ。その家の母なのだ。

 そこの家の子供という設定で訪れた客は、みな、自分をそこの母の子供だと錯覚する。錯覚なのかな?
 騙されているのか、これは芝居なんだよな、と思いつつ、みな、その状況にハマってしまう。


 東北の限界集落と合体した最先端のビジネス。そんなありそうであり得ないビジネスがなぜか、みなの心を打つ。いったいこのドラマはどこに決着するのか、ミステリーすぎて、観ずにはおられない。

 今日、録画を観終わって、衝撃を受けているところです。

 なんていっていいのかわからないが、誰の心の中にも、母という存在があり、それは無意識で、同じ姿なのかもしれない。

 自分の母と似ても似つかなくても母らしい。
 というくらい、宮本信子が凄い。

 久々に衝撃を受けた。
 すっごい、ドラマです✧♡