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朝顔から涼をとる

 10年に一度の暑い夏と報道され、青森県のはずが、他人事でなく35度を越えて、体感は38度の日もある。宇宙に文句は言わないと小林正観さんの教えを守っているものの、正直言って、暑いw。
 私が化粧するのを一切やめたあの暑い夏に相当するのではないか。

 ついに夜もエアコンの無い部屋で寝るのに限界が来て、扇風機をつけっぱなしでやっと眠れる毎日である。1年で、最も暑い季節。青森県では夏祭りがスタートし、八戸三社大祭は今日から。青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原の立佞武多…とこれから目白押しであろう。
 昨日は毎週楽しみにしている「日本統一 14」を見ていたのだが、ちょうど、任侠の博徒とテキやが、東北のシマを取り合って、青森県も登場していた。最後のエンドクレジットには、いつもには珍しく、出演者がねぶたを観覧する姿が流れていた。
 撮影最後のお楽しみだったのかな?笑
 いつもは眉をひそめて、たまを獲った獲られたと言っているヤクザたちがニコニコして祭りを鑑賞しているのは、ちょっと、ウケた。
 初めの映像は、立佞武多だったので、そういえば五所川原にはヤクザが多いと聞くしね?とダンナと見ていたが、いつの間にか映像は青森ねぶたになっている。そうかあ、氷室や田村とねぶた祭見たかったなと思ったが2015年の映像だった。8年前か。十和田市に通勤してて、そんな余裕なかったなあ。
 ヤクザ姿の出演者はみな、スーツにネクタイ姿で、いくら青森県であろうとも、この暑い季節に、と同情を禁じ得ない。
 でも、やっぱり、ねぶたに灯りがともるのは、夜だから。
 太陽が出ていないだけで、耐えられるのかもしれない。
 子供時代から、弘前ねぷたをいつも見ていたが、祭りが始まって終わる一週間のうちにいつの間にか涼しくなって、夏の終わりが少しずつ近づいているのを意識していた。日中は暑くても、朝と夕方は、あれ?と思うぐらい涼しくなっているのが青森県あるあるなのだ。(今年は、どうかな?笑)

 話がそれたw。

朝顔のテントをゆるやかに広げたような優雅な形。透過性のある花の色が涼しげだ。

 朝顔が美しい。

 私が朝顔を植えようと思ったのは、誰かの家の庭で見かけたのがきっかけだが、日曜美術館で見た朝顔の絵が、さらに背中を押した。

鈴木其一の朝顔
朝顔のアップ。

 この絵を見たら、朝顔って本当に美しい花だなと思ったのだ。私の写真に比べて、小さいスケールで出てきてしまうので、あれ?という感じだが、家の50型テレビで見たこの絵の美しさと言ったら!

 朝顔を植えよう!と思った。

向かい合って会話しているよう
白いうなじがたおやか
無人の家の荒廃した庭から道にはみ出ていたのを摘んだチビブルー朝顔。昨日咲いた!!

 其一の朝顔は、メトロポリタン美術館にある絵だった。
 でも、絵が、ホンモノより朝顔の美しさをより教えてくれるとは、不思議と言うか、絵のチカラを感じる。今、実際植えてみると、朝顔が絵のように一斉に花開くことは無いし、代わる代わる交代で咲いている。
 そのたびにどこかの葉が黄色くなって、落ちて、花を咲かせることの物凄いエネルギーを植物が使ったのではないかと想像している。

 だから、其一の描いたような朝顔の競演は、実は存在しないのではないかと、これもまた勝手に想像しているのであるが・・・?
 実際のトコロはどうなのだろうか?

 しかし、いま改めて其一の朝顔を見てみると凄いブルーで、そんな色の朝顔をまだ手に入れていないことに気が付いた。

目のさめるような青い朝顔。ネットで見つけた画像。

 こんなブルーは、うちにはまだ無いが、あればさぞかし、涼しげだろう♡

 探してみようかな✧♡