合法ロリ懐古記#8

まさかあの伝説のデートの回顧録で2話使ってしまうとは思わなんだ。1番わたくしが思わなんだ…。
しかし、ぐふふと楽しんで下さった方が多いようでなによりである。(きっとわたくしがあの2話を読み返すのは当分先のことになるであろう)。
さて、文化祭やら、デートやら慌ただしくもなにやら充実した夏を送ったらしいわたくしの次の鮮烈な記憶をば。
まあ正直な話、この年は物理的にも灼熱怒涛の夏を超えてしまえばあとは色々あれど、どうにかした印象。という訳でウィンターライブ期間に話が激飛びする。
ウィンターライブでは、ピアノの楽しさにほんの少し目覚めたから重要である。いや誰が気づくかこんな若い芽というようなほんとうに個人的な、コヌマワールドの中の芽生えで、しかしこの芽をわたくしはこれから先大事に育てている(現在も)(いや誰が知るかよ)。

ウィンターライブでは、また新しい曲を軽音部でいただき、更にわたくしはオルガンソロをいただいた。そしてそのオルガンソロは、ジャズピアニストであり、講師の肩書きも持つ恩師、別所和洋先生が譜面を書いて下さった。別所和洋先生は、最近インスタライブでピアノを披露されているのだが、これまた最高にイカしているのでみなさまぜひ癒されに行ってみてほしい。なんならレッスンを受けてみてほしい。お家におピアノを携えている方は、このご時世、リモートレッスンも受けられる。(わたくしも定期的にレッスンしていただく)。

ピアノが触れるというのは、何たる財産だろう、とありがたく感じたのはウィンターライブのソロを練習している時にふとわいてきた優しい感情で、幼少期から18に至るまで、何度ピアノを叩き割ってやろうかと恨んだことか数しれない。
わたくしが弾く、1度は恨みを持って接したピアノとちょびっと和解できた「自己嫌悪の夜」のオルガンソロは、YouTubeなどでおききになる際は忙殺され、心がガスガス削られる日々をお過ごしのみなさまもいや、そうでないに越したことはないのだが、忘れかけた優しさを取り戻そうという気持ちを持って接していただけると光栄だ。ここから平和が生まれるから。鳩は帽子から出せないけれど。

聴きどころはというと、やはり後半の盛り上がり〜和音アルペジオだろうか。なんとも華やかで且つ、しなやかなソロのラストが若い世代のバンドとしてはなかなかに秀逸すぎるのだ。
なんだかこれをしたためていたら、当分触れ合っていなかったピアノと少しじゃれたい気分になった。
楽器は良いゾ。
今回も、読んでくれてありがとう。

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