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マネーフォワードの新卒デザイナー研修大公開!~運営の裏側教えちゃいます編~

今春、1ヶ月で実施したマネーフォワードの新卒デザイナー研修
昨年からアップデートした内容が好評だったので、その運営の裏側をご紹介します🌸

前編として、新卒目線で見たデザイナー研修のnoteも公開しているのでぜひご覧ください!

マネーフォワードのデザイナー新卒研修って?

マネーフォワードでは新卒全員での研修後、職種別研修を実施しています。それがデザイナー新卒研修です。

昨年はデザイントレース、アプリのリデザインなど、手を動かして作る部分をメインに1ヶ月の研修が行われました。

昨年のデザイナー新卒研修スケジュール

創業10周年を迎えたマネーフォワードですが、デザイナーの新卒採用が始まってからまだ数年。先輩デザイナーが持ち回りで運営し、毎年試行錯誤しています。

なぜデザイナー新卒研修をリデザインしたのか

新卒メンバーや上長へヒアリングをして情報を整理すると、以下の状況が浮かび上がってきました。

ヒアリングでわかったこと

そこで以下2つを設計のポイントとし、「今自分がわからないところに気づき、それを研修後のOJTに活かすことができる」を新卒デザイナー研修の共通ゴールとしてリデザインしました。

自分ができないことへの「気づき」を得る

デザインツールは既に使えるメンバーも多く、使えるようになるだけなら社内外に資料はたくさんあります。
また、ツールの使い方を教えるのみだと自分ができないことへの「気づき」が足りないため、自分ができることだけでなく、できないことへの気づきを得られる研修構成にしました。

「現場感」を伝える研修にする

在学中にデザインの講義・演習を実施していたメンバーが多い中、学校で学んでいない部分が何かを考えました。
学校では多くの場合、課題を提出して終了ですが、現場では作り続けるための仕事の進め方、ツールの使い方があることが大きな違いだと気づきました。
そのため、仕事ならではの現場感を伝えるように意識しました。

今年のデザイナー新卒研修内容

デザイナーの仕事を一通り実践し、スキルや配属に関わらず全員がUXリサーチからUI制作まですべてのフェーズを体験できる研修を設計しました。

研修概要
研修スケジュール

題材は日頃の感謝の気持ちを伝えられる社内コミュニケーションツールを選びました。
社内で開発・利用しているため課題把握やデータ収集がしやすく、かつ研修中の改善案を実現まで動かせる可能性があったため、研修に最適な題材でした。

研修中の運営Tips

最後に、研修中に工夫した点を3点ご紹介します。

1. 研修中に運営メンバーでの振り返り&改善

週に一度、運営メンバーで振り返りを実施。
日々、新卒メンバーと接して状況や反応を見ながらアップデートすることで、より充実感のある研修にしました。

改善例

  • 毎日の朝会がマンネリ化してたので、司会をローテーションして刺激を入れて雰囲気を変えた

  • リモートワークだと質問しづらいので、サポート役がslackのハドルに待機する時間を設け、話しやすい環境を作った

相談時間はチャットでお知らせ

2. 研修の難易度を下げない

「今自分がわからないところに気付く」というゴールに対し、研修向けの難易度にしてしまうと「すぐわかってしまう」ため、難易度は下げずに普段の業務でやっているレベルの知識を伝えました。

ただ、間違いなくつまずくので相談できるアドバイザー役をアサインしたり、講師への質問時間を確保するなどのフォロー体制は確保しました。

Figma講座での一コマ

3. 発表でのライブ感と今後に活きるフィードバック

研修の発表は中間・最終の計2回実施。発表資料はMiroでまとめ、観ている社員にはMiroでアクションをお願いしました。

発表中にMiro上でリアルタイムに賑やかして場を盛り上げつつ、コメントを付箋で書き出してもらうことで、ライブ感もありながら内容に対するフィードバックもきちんと得られるようにしました。

Miroでのリアクション

おわりに

運営メンバーも初の試みで不安もありましたが、多くのデザイナーや社内関係者が率先して協力してくれたお陰で、関わった全員の満足度・充実度ともに高い結果が得られました🎉

また、マネーフォワードの新卒メンバーの頑張りと吸収スピードに改めて驚かされつつ、これから一緒に仕事をするのがとても楽しみになりました!!

マネーフォワードのデザイン組織に興味を持った、研修運営に携わりたい、という方がいればぜひマネーフォワードの門を叩いてください。


カジュアル面談やMeetyも行っておりますので、一度話が聞いてみたいという方も、お気軽にお声掛けください。(Meetyは応募多数の際は対応できかねる場合がございます🙇)


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