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SNS SOS 誹謗中傷に負けないために

 晴れた秋の空は拝まずにいられない.......そんなピュアな心全開で、最近は比較的楽しい日々を過ごしているつもり。しかし、そんな中にも喉の奥がきゅっとするようなSNS上のトラブルがあったので、それに抗うためにボディチューニング®️ 的なアプローチを考察してみようと思う。日々、予想外に起こるトラブルに負けないための手段を、ボディチュ的観点で提案できたら嬉しい。

 このnoteをはじめたあたりだから、1ヶ月くらい前から。もう何年も会うこともない幼い頃の同級生に、言われのない誹謗中傷を受けた。まずはfacebookのDMで。さらにその内容が親を揶揄する内容で、自分が非難された以上に傷ついた。私の母が他界したことで私が精神的に解放されたなど、常軌を逸した内容に驚愕した。大きなお世話だ。これ以上は付き合いきれないと思い、返事ができなかった。そして昨日、誰もが見るfacebookのタイムラインに、また、妄想的なあることないことを書かれ、あまりにも私は悲しくなったんだ。黙っていてもエスカレートするだけなんだと知って、腹を決めてコメント欄に書きんだ。

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すると、わたしのコメントのみが今朝....消されてた。

撃沈。笑。

さらに深夜に電話がかかってきているようだし、(知ってる??丑三つ時ってのは寝るか、遊ぶかのどちらかなのよ。悩んでなんていられないのよ) もういい、私はこんな戦いにエナジーを使いたいわけではない。最近はSNSの誹謗中傷から命を断つ人も増えているが、自分も含め、それに負けないためにどうすればいいか考えてみたい。もちろんソマティックな面からも。

喉の奥がきゅっとして......次々に起こる身体反応は?

 昨日の私は、あの投稿を見て、思わず喉の奥がきゅっとした。でも別の日は横隔膜の右側がひっぱられて、上半身がぐいっと右に傾く時もある。これは何かというと、カラダのストレス反応だ。その症状、人間の生理的反応は、大体決まっている。ストレスを受け、Fight or Flight(戦う or 逃げる) 反応=交感神経が優位になった瞬間の反応は、呼吸が止まったり浅くなる、心拍が上がる、瞳孔が開く、鳥肌が立つ、汗を書く、筋収縮が起きる、血の気が引くetc...........が起こった時のカラダの反応だ。サバンナで草食動物が肉食動物に出会ったときに、さあて、逃げるかな、闘うかな?という時のリアクション。神経系で言えば高度の活性化が起こっている。この活性化したエネルギーを解放するために、戦ったり逃げたりする。無事にどちらかを遂行できたら、活性化したエネルギーはカラダの外に放出できるから、動物はトラウマにならないと言われている。そのストレスから逃げて、生存できていたらの話だが.....。

 第3のストレス反応は凍りつき

 最近の私は、ヘタレなので「逃げる」を選択していた。かっこよくいうと、自分だけが我慢すればいいんだったら、面倒なことになるよりそれでいい。そうそう面倒なんだ。感情とかで揺らされるのが。そして、すぐ一人になりたがる。

 この状態を神経系から細かく説明すると、危険や恐怖を感じて交感神経が優位になり、Fight or Flight モードになった。逃げたい....しかし逃げられない。なぜならら今はコロナだし、私にも毎日の仕事がある。責任ってものもある。突然、どこか遠くの外国へなんて逃げられない。さらに戦うこともできず、逃げることもできないと、フリーズ(凍りつき)が始まる。これが第3のストレス反応だ。戦うことも逃げることもできなかった時には、私たちの神経系はフリーズし、身を守る。なぜ身を守るかというとその選択が一番、その時は傷つかないかもしれないから。動物だってフリーズする。フリーズして、呼吸数や血圧を下げ基礎代謝まで下げたほうが少ないエナジーで存在できるし、エンドルフィンが分泌されるので痛くない。敵に噛まれても、流血も痛みも抑えられるかもしれない。せつない。戦おう!逃げよう!という強い衝動はそれぞれのシチュエーションを切り抜けられても、消え去れいはしないのだ。私たちの体内に残る。だんだん話が難しくなってくるが.....このふ「フリーズ」反応は、とにかく自律神経系の安定を崩すのだ。

・血圧が劇的に下がる/筋肉の緊張が崩れて植物状態になり、動くかなくなる/エンドルフィンの分泌が通常より高くなる、思考が麻痺し乖離する/記憶へのアクセスと記憶保持能力が低下する/ある程度の記憶喪失/副交感神経と交感神経の活性化が同時に高レベルになる........などなど。

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(Body Tuning 回復のmodule テキストより)

氷を溶かすにはどうしたらいい?

 凍りつきの氷。大きなストレスを感じた時に、ひきこもったり孤独になることで自分を守ろうとするパターン。これも、私の自己調整の一つのやり方なんだ。孤独や遮断が調整の戦略で、あまり感情を感じないように遮断し、思考で解決しようとする.....人との「つながり」がややおっくうになる。その通りだから耳が痛い。しかし、こういう私みたいな人には、理論がいい武器になる。 副交感神経を優位にして、リラックスして、このフリーズ状態から脱するべきなのは頭で理解しているから、その一歩先を知るといい。副交感神経は実は2つあって腹側迷走神経と背側迷走神経があると言われている。(ポリヴェーガル理論 by スティーブン・ポージャス)  これの理論は、哺乳類、とくに人間が「つながり」を育む、群れをなす生き物だということに注目した。

背側迷走神経→一人でCHILLする時。一人でご飯を食べたり、ぼ〜っとしたり、人といることに疲れて一人で自由きままにいたい時。この神経が働く。休息・消化モード。

腹側迷走神経→上の背側迷走神経の働いている時間が十分確保されると、二人以上でのリラックスの神経、腹側迷走神経が働く。これが社会的つながりシステムの神経で、人と話すことや、落ち着いた人と一緒にいることで心拍が共鳴したりすることだ。でもこちらがすばらしいのは、ゆるやかにリラックスモードを促してくれること。穏やかな変化は神経系にだってカラダにだってとてもいい。

 どちらもバランスが重要だ。マイルドに背側迷走神経が働く時は、いいCHILL MODEだが、これが急激に働いたり振り切れてシャットダウンされるととフリーズになる...というわけだ。

そこで........長くなった。

 人とのつながりに助けてもらって、「腹側迷走神経」をオンにして、リラックスしていこいうよ。という提案をしたい。ただやみくもに、悲しい時は人とつながりましょー的なエモーショナル なメッセージに気分が乗らない人(it's me!)は、こうやって神経学的に理解すると......

人、好きになりませんか?

つながってみよう、助けてって誰かに言ってみようと思いませんか?

涙の立ち漕ぎBike Shareからの復活

 結局、昨晩は.....。とりあえず、いまお気に入りのTuneを聴いて(ちなみにいまやたらめったら聴いてしまうのはJacob CollierのALL I NEED)、走っちゃえと思って中目黒までランニング。でも、ヘッドフォンを外して立ち止まったら、レイコンマ1秒ですぐさまこの事件を思い出した。そのまま走って家に帰ってくるのがすっかり嫌になって、自転車でも乗ってみようとBike Shareに切り替えたけど、風をきって立ち漕ぎしたら、なんだかやっぱり悔しくて、涙がこぼれてきた。悲しいけど...よかったかのもしれない。私はまだ母の死に対してはフリーズ状態なのかも。感情....いや、感覚?があまりのもないから。こうやって少しずつ、放出していかなくてはいけないな、などど思えた。これはまさに不幸中の幸いだった。嫌だけどね。

 家に帰ったら、どどどど...とラインが入っていて、友人たちが心配してくれていた。ああしろ、こうしろ...という指示ではなく、ただただ、あなたが心配です..という優しい気持ち。 みな、私の性格を知っていて、適切な距離感を大切にして、ぐちゃっと鷲掴みにすることなく、きれいにきれいに、バウンダリをもって包んでくれる感じ。この日にクライアントさんからいただいた、一輪のバラの花びらの重なりを思い出した。みんな優しいな。

 そんなみんなの優しさに気づいたということは、私のマイルドな腹側迷走神経がONになったということだ。自分でも驚いたのだが....夜中の1時過ぎていたが、夕食を食べた。しかも鍋。笑。温かいもの食べたいと思えたんだ。内臓が動くことで、また副交感神経のうちのひとつの腹側がONになって、私の凍りつき状態(極度の背側迷走神経ON)から出してくれた。ご飯が食べれるなんて.....まだまだ私いけるなと、自信が出てきた。 通常の私だったら、極度のストレスをうけると、食事をとるのも億劫になり、寝てしまう。 まさに......自らオポッサム状態になって凍り付いて寝て....何十時間も寝たりする。フリーズ状態は、恐怖でフリーズをするわけではなく、生き延びようとしてフリーズする。ずいぶん頑張ってたんだな私...と、またちょっと涙。そして、そういう自分のパターンから脱して、新しいパターンを作れたこと、自分に優しくできたことがまた嬉しい。

まずは人、哺乳類を頼ってみよう

 まるでなんでもない一般人の私、そしてけっこう酸いも甘いも経験している大人の私wが、こんな思いをするのだから、表に出ている人や、ピュアな若いたちはどんな気持ちになるだろう想像するとゾッとした。それによって、踊れなくなるとか、演技できなくなるとか、文章が書けなくなるとか.....いろいろな才能が発揮できなくなるなんて許せない。でも、攻撃は事故みたいなものだから避けられない時もある。世の中で起こる事件のストーリは実はあまりどうでもいいことで、それをどう受け取るかでしかないのかなとさえ思う。カラダのストレス反応は、離婚も誹謗中傷も転倒も同じだから。だから、ストレスマネジメントが大切だ。私たちがどうストレスを受けるのかは知っておくととてもいい武器になる。自分のいい自律神経系にチューンする方法を、これからもボデイチューニングでお手伝いしていきたいと、心に誓った。

 腹足迷走神経ONにしたいけれど、それでも、近くに家族や友人がいない時もある。私もよくある。次回のnoteで、そんな時の公共機関などを紹介できたらと思っている。泣き寝入りとかフリーズ(過度の背側迷走神経ON)なんてしていなくていいよ。逃げるのもよし、戦うのよもし。自分のために行動して、 ヘルシーなエナジーを循環させよう。

一緒に頑張ろうね。 Keep on moving.....




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